今回取材したのは「シニアライフEXPO2008」の最終日。当日は春の訪れを感じる、とても暖かい一日だった。出展企業数55社、“健康”や“生き方”をテーマとした講演や、著名人によるトークショーなど、さまざまなイベントが用意されており、多くの来場者が広い会場を行き来している。
とりあえず、入り口周辺から見ていくと、まず目に留まったのは(財)日本野鳥の会のブース。美しいカワセミの写真などが展示されている。その傍らには興和(株)のスポッティングスコープ「PROMINAR」が展示されていた(写真下)。コンパクトで持ち運びに便利。デジタル一眼レフに取り付ければ、カワセミなどの野鳥を臨場感溢れるシーンで撮影することができる。デジタル一眼レフだけではなく、コンパクトカメラでも取り付け可能。手軽に楽しみたいデジスコファンにもお勧めだ。
続いて、出展ブースの中でもひときわ目立つブースを発見。カラフルにデザインされた、大きなタオル?のようなものが多数展示されている。興味津々でブースに近づいてみると、実はこれ“オシャレ”をコンセプトにした女性向け腰用サポーター。医療機関向けに、多くの腰用サポーターを販売している日本シグマックス(株)の商品だ。従来の「おしゃれでない」「装着感が良くない」といったサポーターの不満点を解消し、ファッション性と機能性を両立させた画期的な腰用サポーター。従来のラインナップに加え、自分の好みの色、柄、最適なサイズから、「自分に合った組み合わせを選べる」サポーターとして、新たにセミオーダーサービスを展開するという。
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| ○ステッキもその日の気分で衣替えできる、オシャレ感が人気。 |
ピンクやスカイブルーのボディ、クロコ(ワニ)柄のストラップ、金ラメを施した塗装など、“セレブ”な香りが漂うステッキ(杖)の登場だ。発売元は土屋産業(株)。常時300種類以上の製品を取り揃えている同社は、手元(杖の握る部分)の色、素材選択のセミオーダー、オリジナルのフルオーダーまで承っているという。このようなパンチの効いたデザインステッキに人気があるという事は、実はアクティブシニアは“若者文化”に敏感なのかもしれない。
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| ○厳選された黒豆を石釜で二度煎り、味わい深い香ばし仕上てにした一品 |
その向かい側は、世界中のハーブ&ティーを取り扱う日本緑茶センター株式会社のブース。同社は日本におけるハーブのパイオニアとして、世界中から選りすぐりの原料・製品を直輸入している。ブースには同社の様々な製品並べられており、半年ほど前に発売したという人気の「黒豆茶」も展示されていた。健康・美容に良いとされるお茶は、やはり人気が高いようだ。
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| ○奄美群島の100歳を撮り続けてきた写真家・山中順子氏 |
特別企画・展示ブースでは、写真家・山中順子氏による写真展「母なるシマ、生命の島」が展示されていた。2000年より奄美群島の100歳を撮り続けてきた山中氏は、この写真展を通じて、「100歳を迎えた長寿の方々の世界観を、写真を通して感じて欲しい」と話す。展示されている写真からは、深い優しさと生命の響きが感じられ、都市部で生きる人たちへ、奄美の生命力、現代~未来を生きるためのメッセージを発しているようであった。
すでに高齢化社会を歩み始めた日本・・・ビジネス的にも社会的にも、50歳以上の方々に多くの注目が集まっている。シニア市場は今後、多くの企業の試行錯誤によって、良質なサービスや製品が充実されていく事だろう。企業はそこにビジネスチャンスを求め、ユーザーである消費者は、より快適・便利になっていく。今回のシニアライフEXPO2008では、“シニアにやさしい社会”の発展を感じ取ることができた。