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夫の家事参加

2012/7/12  男子厨房に さん

夫の料理
夫は現役時代はまさにバリバリ働く仕事人間でしたが、その反動か、定年後はすることがなくて毎日を持て余していました。

そこで、夫にも家事をやってもらおうと考えました。

最初は夫は大反対。なんといっても、夫は「仕事は男、家庭は女」という考えでしたから、仕事がどれだけ辛くても愚痴を言わない代わりに、家事は全くと言っていいほど手伝ってくれたことはありませんでした。

もちろん私も、夫がそうして仕事を頑張ってくれるからこそ、家のことに専念できるのだからこれは私の仕事だ、と思っていたので、夫が家事を手伝わないことには何の不満もなかったのです。

しかし今では、仕事に行くこともなくなった夫はまさに「やることなし」の状態ですから、それならせめて家事で少しでも体を動かしてもらおうと思ったわけです。

家事参加の話を持ちかけた時、夫は「今さら男が家事などと」という感じで反対していましたが、「もうお互いこの年なんだから、どちらが体調を崩してもおかしくない。私が倒れたら、今のあなたじゃ自分の生活をするのすら困ることになるでしょう?」と説得し、夫に折れてもらいました。

さて、夫に家事参加してもらうことになったとはいえ、これまで自分の食器を下げたこともないほど家事をしていなかった夫ですから、最初のうちはそれはもう、家事の手順を覚えてもらうだけでも大変でした。
教えるのにイライラすることもありましたが、「私がいきなり、かつての夫の仕事をやれと言われてもできないのと同じことなんだから短気は損気」と自分に言い聞かせながら、何度も何度も教えて、ようやくそれなりの形になってきました。

現在の夫の家事分担は、おもに洗濯。そして、週一回は、掃除と食事もやってもらうようにしています。私が教えた手順ややり方だけでなく、本人なりに工夫もしているようです。
もちろん私から見れば夫の工夫も「かえって効率が悪い」「私ならそれとそれを一緒には洗わないのに」などと思ってしまうこともありますが、そもそも私の家事が、絶対的な家事としての正解というわけでもありませんから、よほどまずいことをしない限り、夫の家事のやり方には口を出さないように心がけています。

夫に家事参加をしてもらうようになってもうすぐ半年。
自分でいうのもなんですが、「夫の家事のやり方には口を出さない」というのが成功しているのか、今のところ、夫は文句も言わず、家事参加を続けてくれています。

そして、たまにですが、夫ひとりでの買い物も引き受けてくれるようになりました。かつては荷物もちはしてくれたものの「スーパーに男一人が行くのはみっともない」という考え方だったので、ちょっとした買い忘れなどを買ってきてとお願いしても断られていたのですから、大進歩です。

夫としてはかなり歩み寄ってくれていると思うので、私も家事以外の面ではなるべく夫が望むことを優先させようと考えるようになってきました。この年でお互いに歩み寄りができるようになってきたのは、良いことなのではないかと思います。

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