イワシの味

2013/2/19  伊代 さん

定年後の生活|イワシ
魚は、お刺身はもちろん焼き魚、煮魚なんでも好きですが、その中でもアジのフライは昔から大好物。
サクサクの衣に、ふっくらした白身。ウスターソースでもタルタルソースどちらでもOK。

自分で料理する時間がないときは、お惣菜を買ってきてオーブントースターで焼きなおし、ソースをかけていただくこともあります。
ときどき、どうしてもアジのフライが食べたくて、もう前の日から「明日は食べるぞ」と決めていることがあります。

先日もそんな日がありました。
早く帰って料理しようと思っていたのですが、思わぬ用事で会社を出るのが遅くなり、スーパーのお惣菜コーナーへと急ぎました。

ところが! こんなときに限っていつもあるはずのアジフライがどうやら売り切れ。
で、その隣にはイワシのフライが山積みになっています。
イワシかぁ・・・・・・。
どうしようかと悩みます。

イワシの稚魚シラスはよく食べますが、イワシ自体はあまりなじみがない魚です。丸干しの袋詰めは見かけますが食べたことがありません。
というのも、亡くなった父が大のイワシ嫌い。山国育ちの母はあえてそれに挑むこともなく、当然ながらそういう家庭に育った私もイワシは記憶のある限り食べたことがないのです。

父がイワシ嫌いだったわけは、断片的にしかわかりませんが、骨っぽくて苦いと言っていたことを思い出します。それが私にもすっかり刷り込まれて食わず嫌いになっていたのです。

ものは試しと、イワシのフライをカゴに入れ、レジへと向かいました。
値段は4切れ入った1パックが299円で、アジより安い。
家に帰ってポテトサラダの準備をしている間、そのパックいわしのにおいがぷんぷんしてきます。・・・・・・アジはそんなににおいません。

焼きなおしたフライを興味津々食べてみると、なるほど~~アジとは全然違いました。何というのか、風味がそのまんまニボシ。気になるほどではないけれど確かに骨っぽい。
家族らは黙々と食べていましたが、その雰囲気は明らかに微妙。
好みではなかったのだろうと察しました。実は私も同感・・・・・・。

「鰯で精進落ち」ということわざがあります。辞書からそのままを引用すると「鰯のような下等な魚で精進落ちをするのは残念だの意、つまり耐えてきた気持が報いられないことや、つまらないことで努力がむだになることのたとえ、とあります。

はあー。でも、それでは何ともイワシが気の毒。

金子のみすずの「大漁」という詩を知っていますか?

朝焼け小焼けだ大漁だ
オオバいわしの大漁だ
浜は祭りのようだけど
海の中では何万の
いわしの弔いするだろう

イワシの気もち、せつないですね。

味はともかく、あの銀色に輝く青い群の迫力と美しさは価値があるのだ、などと慰めた夕食でした。

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