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シニアの声(20)学校週6日制復活を歓迎

2013/2/22  かざぐるま さん

定年後の生活
下村博文文部科学大臣が、公立学校での「週6日制」の復活に言及したことから、国民の間でその是非をめぐって、さまざま議論が起きています。

「受験戦争に拍車をかける」「子どもと親とのコミュニケーションを阻害する」といった反対論も強いようです。
また「ただでさえ忙しい教師の勤務にさらに過重な負担を強いる」という先生方からの反発も聞かれます。
しかし、「ゆとり教育」という名の下に実施された「週5日制」が、期待された成果をあげ得なかったことを考えると、むしろ、6日制への復活は歓迎すべきと思われます。

平成14年に完全移行した5日制は、子どもの全人教育をめざして、授業以外の特別活動やクラブ活動をはじめとして、教師と子どもの接する機会を増やすことに目的があったはずです。

ところが、学習指導要領で定められた授業を、週5日間でこなそうとすると、逆に、授業以外の活動の時間を減らさなければなりません。
授業も、詰め込み式で、場合によって教科の内容を一部省くといったことも生じたようです。
教師は、授業だけで手一杯となり、子どもとのコミュニケーションの機会が逆に減少したとの反省が聞かれます。
教師と子どもの接する機会の減少が、「いじめ」の増加につながったとの見方もあります。

「ゆとり教育」は、日本の子どもたちの知的レベルを国際的に低下させたという指摘が聞かれます。
受験戦争を緩和するどころか、5日制が子どもたちの学習塾通いにさらに拍車をかけたともいわれます。
経済的に余裕のある家庭の子どもたちと、そうでない子どもたちとの教育格差を一層広げる結果を招いたようです。

そうした反省から週6日制への復活の議論が出てきたようですが、教師の労働負担については、別途人員確保などの手当が必要でしょう。
学校を週6日制とすることで、教師の子どもたちへの目配り、心配りに余裕を持たせることが、今、最も期待されていることではないでしょうか。

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