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再婚同士の結婚式に行って

2013/4/1  高砂 さん

定年後の生活|再婚
私は、夫を病気で喪ってから、もう8年になります。
子供も居ない、二人だけの生活でしたから、夫が居なくなってからは、私はこれからずっと一人で余生を送っていくのだ、と思っていました。

しかし、今の私は、「この年からでも、再婚したい」という考えを持っております。
私が、そんな考えを持つようになったのは、ご近所で仲良くしていたお友達が、再婚されたからです。お相手の方も再婚で、再婚同士の結婚式をされました。

私も、その結婚式に招待して頂きました。ご祝儀のやり取りは一切ない、レストランで行なう会費制の結婚式ということで、私たち参列者は、会費の5000円を支払って参加する、という形でした。
友達として、結婚式に参加するなんて、いつ以来でしょうか。

そして、結婚式当日会費は5000円だし、会場がレストランだということで、平服で行ったのですが、驚きました。料理だけでも、会費の5000円では到底食べられないような、一流ホテルのコース料理のようなおもてなし。

結婚式は、お二人が誓いの言葉を述べた後は、スピーチや余興等の演出はなく、披露宴で新郎新婦と列席者がおいしい料理を楽しみながら歓談するという、とても和やかなものでした。新郎の方とも、いろいろお話できて「ああ、○○さんの夫となる人は、こういう人なんだ」ということが少しでも分かったのが、良かったと思います。

そして、披露宴も終わり、帰りにはきちんとした引き出物まで頂いてしまいました。
ここまでやって頂くと、「5000円の会費で足りるわけがないのに、本当にご祝儀を出さなくて良かったのかしら」と心配になってしまいましたが、後日、お友達のほうから、出席についてのお礼を改めて言われました。

「私たちは、再婚の結婚式だし、この年だし、招待しても皆に来てもらえるかどうか、とても不安だったけど、おかげさまで本当に思い出に残る式が出来て本当に嬉しかった」とのことでした。

その言葉を聞いた時に、私の口から、自然に出てきた言葉は「こちらこそ、素晴らしい結婚式に呼んでもらえて嬉しかった、私も○○さんのようになりたいと思うほどでした」という言葉でした。

本当に、このお友達の式には心打たれるものがあったのです。この年齢でも、新たな人生のパートナーを見つけることが出来る、そして、ここまで輝くことが出来るんだ、ということを実感しました。

そして、実は今、私は、お友達の結婚式に参列していた男性の一人と、いいお付き合いを始めさせてもらっています。もちろん、まだまだお互い、何も知らない状態で、これからどうなるかは分かりません。

ですが、少なくとも、結婚式に行く前の私には、「誰かとお付き合いする」という考えそのものがありませんでしたから、それから考えれば、今の私の考え方は、「明るい老後」に向かって、大進歩しているのではないか、と思います。あの結婚式は、お友達にとって良い思い出になっただけでなく、私にとっても、第二の人生を踏み出すきっかけになりました。

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