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新人のころ

2013/4/17  倫子 さん

定年後の生活|新入社員
職場に新人が入ってきました。ついこのあいだまで大学生だった初々しい面々。
そのうちのひとりが、通勤途中に交通事故(軽度)を起こしてしまった。痛々しく、壊れた車よりも、彼女の精神的なダメージを思うとかわいそうに思う。あれが自分の子どもだったら、とつい考えてしまうのだ。

社会人になると季節感がなくなる。
もちろん、暑いの寒いの、盆だ正月だという区切りはあるものの、学生特有のあの季節感はない。
押し出されるように学年があがって上のひとたちが卒業し、かわりに新顔がはいってくる、という人の流れ。
会社だって毎年退職者はいるものの、退職日は誕生日に関係してくるからそれぞればらばらだし、自分自身についても毎年劇的な異動があるわけでもない。

時間の巻き戻しはできないが、やってみたかった仕事、というのはある。
と、いうより当時はそんな仕事があることを知らなかった。親世代は、ありがちな安定第一思考で、教員や公務員を望んだこともある。今思うと、子どもは親のそういった考えに知らず誘導されているように思う。
まあ、結局は教員にも公務員にもならず(なれず)普通の会社員になってしまったのだが。

いまの世間的な知識をもったまま、高校生か大学生で、これから仕事を選択できる立場にあるとしたら、やってみたいもののひとつに警察の鑑識がある。
石膏みたいなもので足跡の型を取る、あのふかふかのポンポンのついた棒で粉をはたいて指紋を浮かせる、etc。
昼夜関係なくハードな仕事だろうが、マンネリに陥ることもなくそのつどの事件に没頭し、使命感に燃えて仕事をするだろう。
TVの見すぎだろうか・・・。

小学校のころの夢は、給食センターで大きな鍋やお釜をかき混ぜることだった。それは遠足で調理センターを見学してからずっとそう思っていた。
大学生のときにパン屋でバイトしたことはあるが、花屋やケーキ屋になりたいと思ったことはない。自営業は無理そうだ。宮仕えが性分にあっている。

やってみたいことに対して、それができる可能性が広がっている年代は、羨ましい。
この年になってくると、残された可能性はあらゆる面で低くなる。時間とも戦いだ。

何かを選択するとき、やらない後悔よりはやって失敗した方がいい、と思いながら生きてきたが、それでも家庭を 持ってからは、より現実的で安定志向になった。
新入社員たちは、どんな夢を持っているのだろうか。

人は現実を生きながら夢を育てなくてはならない。それは年齢に関係なく、そうあるべきだと思う。
事故でショックを受けている新人には気を取り直して、頑張って欲しいと願う。こなれた様子で仕事をしているベテラン社員だって小さな夢を見ながら生きているのです。

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