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シニアの声(33)地震予知は、もっと精度を高めて

2013/5/31  かざぐるま さん

定年後の生活
先ごろ、国の有識者会議が、「南海トラフ巨大地震」の予知は困難である、との報告書をまとめました。
東日本大震災以降、巨大地震の予知が急務とされ、日本における最高レベルの地震学者や予知連絡会の学者が集まって、検討を重ねてきたところです。
その結果が「予知は無理」というのですから、残念を通り越し、天災に対する無力感すら覚えます。

地震の予知は、気象庁によると、地震の起こる「場所」、「時」、「大きさ」の三つの要素を、精度よく限定して予測することであるとされています。
恐らく、地震学者は、そうした点に関して、過去の研究成果を踏まえて、予測技術の向上に努めてきたのでしょうが、どうやら限界があるということのようです。
一般的には、巨大地震の「場所」に関しては、「東海」「東南海」「南海」の地域で蓋然性が高く、地震の規模はマグニチュード8~9が想定されているようです。

問題は、いつ地震が起きるかという点です。
この点について、報告書では「前触れ的なプレートの動きをとらえた確度の高い予知は困難である。過去にも、予知の手がかりとなる前兆を確実に観測できた例はない」としています。

しかし、一方で政府は、南海トラフでマグニチュード9.1の地震が起きた場合の被害の大きさと防災・減災対策をまとめ、国民に対応を求めてきました。
巨大地震の被害想定では、死者が32万人、建物の被害が239万戸、3000万人を超す人々が断水、さらには停電に見舞われ、経済的損失は、220兆円に及ぶと見込まれています。

そうした政府の予測を踏まえて、国や地方自治体はさまざまな防災対策を講じるともに、私たちも、非常用食料や燃料、飲料水を蓄え、万一の場合に備えてきました。
そうした備えは、無駄であるとはいいませんが、今回の報告書では、備えの現実的な意味を薄れさせることになりかねません。

巨大地震は、本当に来るのか、あるいは、来ないのか。
単なる政府の警鐘だけであれば、これまでの地震学者の予知は「狼少年」といわざるを得ません。

地震予知技術に関しては、日本は世界最高水準といわれます。
人間の科学技術の英知は、これまで不可能とされてものを可能にしてきたはずです。
地震学者には、「困難」や「限界」を乗り越え、予知技術の精度をより高めてもらいたいものです。

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