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シニアの声(40)問われる参院の存在意義

2013/7/19  かざぐるま さん

定年後の生活 21日は、参院選挙投票日ですが、すでに新聞報道などでは、自民党・公明党の政権与党の圧勝ムードが強いようです。
安倍首相が訴え続けていた「ねじれ解消」が実現し、与党の政権運営は、これまでと違って、極めてやり易くなるというのが、政府、自民党の思惑のようです。

先の通常国会の会期切れ直前、安倍首相の問責決議案をめぐって、与野党が党利党略をあらわにして対立し、結局は、国民生活にとって重要な法案が置き去りされたことはなお記憶に新しいところです。
政権与党にとっては、そうした事態を避けるためにも、衆参のねじれ解消は歓迎すべきことである、と考えているに違いありません。

しかし、ちょっと待ってほしい。
ねじれが解消して、参院も衆院と同様、与党による議席数が過半数を占めれば、たしかに政権運営は円滑に行くでしょうが、それでは、参院は何のための役割でしょうか。
参院は、単なる衆院の追認機関になり下がるのでしょうか。

主要先進国の多くは上下両院の二院制を採用しています。
というのも、ダブルチェックや多様な意見の反映などの観点から、歴史的にそうした仕組みが定着してきたからです。
翻って日本の場合も、参院は「良識の府」「再考の府」と言う位置づけから、権限や議員の任期、定数こそ衆院とは違いがありますが、ダブルチェック機能と言う点では、他の先進国と同様な役割を求められているはずです。

しかし、今回の参院選挙を通して私たちの目に映るのは、「ねじれ解消」の名の下での、与党議席数の過半数確保の成否という一点にあるようです。
これでは、総選挙とまったく変わるところがありません。

参院を本来の姿に戻し、衆院に対するチェック機能を高めるにはどうすべきでしょうか。
すでに、参院憲法調査会は、以前からさまざまな改革案を示しているようです。
「政党色のない参議員選挙」「参議員から閣僚を出さない」等々。
いずれも参院の独立性を高めるための方策の一つといえます。

「ねじれ解消」の是非論よりむしろ、参院の存在意義について私たち国民全体で深く考える時期にきているのではないでしょうか。


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