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夏の高校野球批判について意見を言いたい

2013/8/12  野球小僧 さん

シニアと高校野球
今年の夏の高校野球も地区予選が終了し、いよいよ甲子園での全国大会が始まる。
実は私も、かつては高校球児であった。ポジションはキャッチャーだ。残念ながら甲子園にまでは行くことができず、地区予選の準決勝止まりだったが、それでも皆で甲子園を目指し、すべての力をぶつけて挑戦していったことは、青春時代のもっとも良い思い出となっている。

私程度の実力では当然プロになどなれなかったし、大学へ行くのも家庭の事情で無理だったため、野球選手としての私は、そこで終わってしまったが、その後も少年野球のコーチを経験したりと、50代半ばになるまで、なんだかんだと野球と関わることができたのは、幸せなことだったと思っている。そこまで野球に関われたのも、あの夏の甲子園を目指して必死にやってきたことに自分なりの誇りを持っているからだ。

そう、野球を愛するものにとって、夏の高校野球というのは格別の存在なのだ。

ところが、近年では、この夏の高校野球に対しての批判も少なくないという記事を、少し前に見かけた。「炎天下の中で選手が熱中症になるから夏にやるのはやめろ」「ドームでやれ」などといった声が挙がっているというのだ。

昔の夏と今の夏では暑さが違う、ということを承知の上で言わせてもらうが、こうした批判をする人は想像力がよほど欠如しているのかと思う。

熱中症になる? だったら冬か春にやれと言うのか。
全国大会だけならその期間でも可能だが、夏休みほど長いまとまった期間の休みが取れないのに、どうやって地区予選をすればいいのか。土日を全部削って長々と予選をやれと言うつもりか?
球児は皆、予選も含めて「暑い炎天下の中で戦う」ということを承知の上で、この大会の土俵に上がっているのだ。

ドームでやれ?
地区予選から全部の試合をドームでやるなど不可能だということが分からんのか。
全国大会だけドームでやればいいと言うなら、それこそ球児に対する不当差別ではないか。地区予選も全国大会も、野球にかける選手の情熱は変わらないのだから。

もっとも、全国大会を甲子園からドームに変えることについては、当の球児たちにアンケートをとるなどして、球児の多くがそれを望むようであれば、変更するのもいいだろう。
しかし私としては、仮にそうしたアンケートをとったとしても、おそらく球児は「やはり目指すべきところは甲子園」と思う者が多いのが大半ではないか、と予想している。

こうして考えると、夏の高校野球を否定している者は、球児の健康保護を建前上の目的としながらも、本音としては要するに自分が観客として応援席に行った際、炎天下の中応援するのが辛いから、自分が楽になりたいがために言っているだけではないのかとも考えてしまう。

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