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モスクワ世界陸上を見終わって

2013/8/22  じゃぼちんすきー さん

定年後の生活
先日、モスクワ世界陸上が終わった。私が陸上競技好きなこともあって、この世界陸上は毎日のように観戦させてもらった。観戦したといってももちろん、現地モスクワに行けたのではなく、残念ながらテレビ観戦ではあったのだが。

結果としては、メダルを獲れたのは女子マラソン福士選手の銅ひとつのみ。あとは入賞が7人、という結果だ。
この結果でも、日本陸連の目標を上回ってはいるらしい。日本陸連の目標は、メダルひとつに入賞5、という程度のものだったのだそうだ。

それにしても、近年のオリンピックや世界陸上を見るたびに思うのだが、ちょっと日本の陸上種目は、世界レベルの大会において「参加することに意義がある」というだけになりすぎてやしないだろうか。
日本陸連の目標レベルがこれほどまでに低かったのも、それほど低く設定しなければ目標にすら到達しないと思われたからだろう。

日本陸上のレベルというのは、本当に世界のレベルからは、まだまだかけ離れているのだと思う。

日本選手が世界レベルの陸上競技の舞台で勝てない理由として、「人種や民族によって筋肉組成が違うから」などという理由を挙げる人も少なくない。
確かに、短距離走の結果を見れば、黒人の人が強い傾向がある、特に100メートル走においては、何かのアクシデントでもない限り、黒人は付け入る隙がないほどに強い、というのは私のような素人でも、見れば分かる。

だが、陸上競技というのは、短距離走だけでなく、もっと多岐にわたった種目が存在しているものだ。そのすべての種目において、「黄色人種である、日本人という民族が不利になる」ということはありえないのではなかろうか。

結局何が言いたいのかというと、日本人が世界レベルの陸上で勝てない理由は、別の部分にあるのかもしれない、ということである。
日本人の体の特性に合った効率的なトレーニングが解明されているのか、解明されているとして、それを本当に実践できているのか、と疑問に思うのだ。

そしてもうひとつは、本気で勝つ気があるのか、ということだ。
はっきり言ってしまえば、私たち見ている側だけでなく、コーチや選手側にさえ、心のどこかで「日本人は陸上では勝てない」「負けてもともと」という気持ちを強く持っているような気がしてならない。日本人だから負けるのは仕方ない、という言い訳を持ってしまっているため、それが選手の伸びしろをなくしてしまっているのではないだろうか。

そんな「人種や民族による言い訳」の枠を大きく超えた選手が数人だけでも出てきさえすれば、これまで心のどこかで「勝てない」と考えていた人たちにとっても、大きな奮起の起爆剤となると思うのだが、残念ながらそこまで枠を超えた選手は今のところ見当たらない。

私が存命である間に、日本の陸上選手が世界の舞台でもっと活躍できるようになる日は来るのだろうか。
ぜひ、国別獲得メダル数において上位争いに食い込める日本、というのを、一度でいいから見てみたいものなのだが。

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