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まさかの男性更年期障害

2012/2/15  慶次郎 さん

定年後の生活|散歩定年間近になった頃からだろうか、何か「常に自分の状態が何となくおかしい」という感じになっていた。仕事で疲れているからな、それにもう歳だしな、と何度か自分を納得させつつも、やっぱりどうもおかしいので医者に診てもらうことに。内科で血液検査までしてもらったが、コレステロールがちょっと多い程度で、他には目立った異常なし。「病気ではないようだ」と安心したものの、「正体不明の気味悪い不調」はそれからもずっと治まらなかった。

家内も食事などを前よりさらにバランスよく作るなど、私を元気にしようと頑張ってくれていたのだが、それでも治らない自分が情けない。それでも「やらなければいけない仕事がある」という現役時代はまだ「働かなければならない」という義務感で動けた。本格的にまずい、と思ったのは定年退職してからだ。かつて私は「退職したら、趣味の写真撮影も兼ねて家内と全国あちこち旅行に行こう」などと考えていたはずなのだが、そんな意欲すらいつの間にか失われていた。

意欲がない・・・これはひょっとして、肉体的なものではなく精神的なものなのかもしれないと考え、勇気を出して精神科の門を叩いてみた。そこで言われたのが、なんと私は「更年期障害」である可能性が高い、ということだった。

更年期障害といえば女性がなるものとばかり思っていたが、「有名なところでは、はらたいらさんが更年期障害になりましたよ」と言われ、ああそうなのか、本当にそういうものがあるのか、と初めて自覚した。

全身を疲労感が襲う、好きだったことでもやる気が出ない、物事に集中できない、理由もないのにとてつもなく暗い気分になる、イライラと神経を尖らせることが多くなった、激しく動いたりしていないのに動機や息切れを感じる、眠りが浅く何度も何度も目が覚める・・・更年期障害の症状の多くが、私にも当てはまっていた。定年前から私をずっと悩ませていた不調の正体が、やっと分かったのだ。

このことを家内に伝えると、家内は私を毎朝決まった時間にウォーキングに連れ出すようになった。朝、規則正しい時間に適度な運動をすることで男性ホルモンを活性化させると更年期障害の症状が軽減されやすいらしい。「私もダイエットになるから一石二鳥よ」と言って毎日付き合ってくれる家内に感謝しつつ、かれこれ一ヶ月近く続けている。

まだ、私の更年期障害は劇的に改善した、というところまでは行っていない。しかし毎朝のウォーキングをしているおかげか思い込みかは分からないが、以前よりも眠りが深くなり、夜中に目が覚めることが少なくなってきたという、ちょっとした効果は実感しつつある。更年期障害は短期間で治るものではない、ということは理解していても、やはり早く「元の私に戻りたい」という焦りは出る。このことを家内に話したら「元気になりたいって気持ちが出るのも、前向きになった証拠よ」と言われた。
なるほど、いい考え方だ、と感心した。

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