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認知症の家族とともに歩むには?

2015/12/15 

認知症は、もはや他人事ではありません。誰が罹ってもおかしくない病気です。
どの家族も、認知症患者を抱える日が来ることを、心の片隅にとどめておくことが必要な時代になってきました。

高齢化率が上がってきただけでなく、今までは誤診が多かったレビー小体型認知症についても、社会的な関心が高まってきたからです。

家族が認知症を患っていることが分かった時、どうしたら良いのでしょうか?


【事実を受け入れるまでに時間が掛かる】


事実を受け入れるには時間が掛かります。

認知症と診断された本人は「私がおかしいと言うのですか??」と診断に反発するでしょう。

信じられないのが当たり前です。
ことにアルツハイマー型認知症の人は、自分の中に芽生えている不安や疑念を診察時にもできるだけ取り繕おうとする傾向が強いと言われます。

そのため、付き添いの家族の方を振り向きやすいことが指摘されています。
特徴的な行動からアルツハイマー型認知症を確信する医師も少なくないと言います。
そのように取り繕ってきただけに、「認知症」という診断が下った時の気折れは、激しいものがあります。

家族の受け止め方も一様ではありません。
同居している配偶者が一番状況を把握しており、事実を受け止められそうなものですが、実は一番動揺するのが配偶者です。

長年の積み重ねがあるからです。
元気だった頃のさまざまな思い出があるからです。

そうした歩みの延長線上に、今後の生活もあるものと感じていたのが、「認知症」という診断によって不確定なものになってしまうのです。

「この人は、どうなってしまうのだろうか?自分のことも忘れ去ってしまうのだろうか?」

思い出が崩れる音を聞く不安に、配偶者も不安を募らせます。


【問題行動に悩まされる】


認知症介護でしばしば家族を悩ませるのが、問題行動です。
物盗られ妄想、徘徊、暴力、暴言など。

認知症の中心となる症状、記憶障害や見当識障害によって日常生活での困難が増していく本人は、介護者のちょっとした言動に敏感に反応し、時に過剰に反応します。

過剰な反応が、周囲にとっては困った言動と受け止められます。

問題行動は、認知症の初期から中期にかけてことに激しく現れるようです。

身体機能の衰えがまだ進んでいないからでもあります。
言葉が出なくなるほどに認知機能の衰えが進んでいないからでもあります。
重度になると、実は問題行動を起こすこともできなくなるというのが実情です。

認知症の人の問題行動に悩まされている時、家族には心のゆとりがなくなります。
在宅介護では、24時間関わることになるからです。
また、介護生活がこの先何年続くかという見通しが立たないことも、介護者の心を暗くします。

しかし、過ぎ去ってみれば、問題行動に悩まされる期間は、実はそれほど長くなかったと、どの家族も言います。症状が進行して問題行動を起こすことすら難しくなった家族が、目の前にいる事実に直面します。


【その人の世界の中に入る】


認知症を患うと、記憶も見当識もあやふやになっていきます。
しかし、心は生きています。

介護者の感情はしっかりと受け止めています。
その感情にストレートに反応します。
感情のコントロールが効かなくなるだけに、率直な反応をします。
苛立ちには苛立ちを、穏やかさには穏やかさを。
認知症患者の表す感情は、介護者の抱く感情を映し出します。

認知症の中期を過ぎると、介護者との関係はその人の中で変わってしまっていることが多いようです。
その人の記憶に強く残っている昔の誰かになっているかもしれません。
親切な「誰か」に最終的には落ち着くようです。

人間関係が理解できなくなる姿は、家族にとって辛いことです。
しかし、人間関係が不確かになっても、介護者の思いは伝わっています。
認知症を患う人の心に愛情は届いています。
認知症患者の穏やかな表情は、愛情が届いている証です。
認知症患者の世界に入ろうとすることで、介護者の愛情は最後まで届きます。


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