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認知症とは

2017/2/1 


明るい介護のアドバイザー倉澤篤史の、「介護の心得」これさえ知っていれば安心。
今回は「認知症」です。

【認知症とは】

「認知症」とは、脳の認知機能の低下により、日常生活や社会生活への様々な支障が現れる「症候群」のことをいいます。認知症はひとつの症状という結果で、病気(原因疾患)ではありません。
病気(原因疾患)などで、脳の神経細胞が変化したり損傷を受けたりして働きが悪くなることで症状として現れます。
あまり知られていませんが、認知症を引き起こす病気は70あるいは100と数多くあるといわれています。

【認知症700万人は正しい?―2025年問題】

日本の超高齢化社会の象徴である団塊の世代、その方々が介護サービスを必要とされるであろう2025年。
その年には認知症患者が700万人に達するという予測、この根拠となっているのがオレンジプランという認知症患者数推計です。


実は700万人に認知症介護が必要かと言えば、そうではありません。

【認知症患者の介護はⅢからでしょ!?という厚労省】

認知症患者の日常生活に支障をきたす判断基準をご紹介致します。
「自立・Ⅰ・Ⅱa・Ⅱb・Ⅲa・Ⅲb・Ⅳ・M」、8段階的により日常生活の支障度合いがあります。
厚労省によると、認知症で介護を必要とされるのはⅢa以上との定義で、2015年135万人、2025年176万人と推計しています。

高齢者になったら認知症になり、人格が崩壊してしまい皆に迷惑を掛けてしまう。とは限らないのではないでしょうか。

【病気が原因の認知症代表例】

良く知られた認知症を引き起こす病気は、アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症・レビー小体型認知症です。


この様に病気は原因であって、認知症は結果です。

そして、認知症かなと思ったら、早めに病院に相談することをお勧めします。
かなり勇気がいることだとは思いますが、なにかにつけて早めの対応が大切です。

【物忘れと認知症の違いはヒント】

誰にでも起こりうる老化現象の一つ、物忘れ。忘れてしまう事やうっかりすることが多くなったとしても、「物忘れ=認知症」というわけではありません。

加齢による物忘れうっかり体験したことを忘れている。
認知症すっかり体験したことを忘れている。

ヒントがあれば、加齢の場合は思い出し、認知症の場合は体験したこと自体を覚えていないので思い出しません。


尚、認知症高齢者に対し、思い出させようとヒントや質問を一所懸命繰り返し行うと、ストレスに感じたり不安になって怒り出すケースもあります。

認知症も病気もいろいろです、ひとりで考え込まずに専門職に相談しましょう。
きっと、自分らしい生活ができるはずです。

 
 



■■■ 著者プロフィール ■■■
倉澤篤史
介護生活との向き合い方、心の処方箋
明るい介護のアドバイザー 倉澤 篤史

【プロフィール 内容】
明るい介護のアドバイザー。
大手不動産建築会社で寺院再開発計画を任され、車いすでも気軽に訪問できるバリアフリー寺院を計画。その後、高齢者向けのボランティアに参加したことがきっかけで、介護業界に転身。
持ち前のバイタリティとサービス精神で、年間3000時間を超える在宅ヘルパー業務に加え、のちにケアマネージャーとしても手腕を発揮。

2000年に訪問介護事業で起業。国が推進する介護保険制度では、自分らしい日常生活を送ることが困難であることに疑問を感じ、「死ぬまで自宅で生活する方法」を考案、確立。
認知症でも楽しくできる体操メニューを考案するなど、困難事例と言われる複雑なケースを幾多も解決している。
なかでも「認知症は怖くない!」というメッセージには、介護者の家族だけでなく、働き盛りのビジネスパーソンも共感を寄せている。

近年は、「介護離職をしない、させない、つくらない!」「介護には終わりがある」「つらい苦しい介護と明るい介護」といったテーマで企業研修や講演活動も積極的に行い、社会問題の解決にも注力している。

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