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認知症と日本経済

2017/7/3 


明るい介護のアドバイザー・倉澤篤史の、「介護の心得」これさえ知っていれば安心。
最終回となる今回のテーマは、「認知症と日本経済」についてお話します。

【日進月歩のテクノロジー】

 損保大手の東京海上日動が今春から、国内で初めて自動運転の車両も保険対象としました。課題となっていた保険面をクリアすることで、さらに自動運転の技術も進むのではないでしょうか。
 テクノロジーの世界は日進月歩。自動運転に保険がつくことは、対象にできるほど事故の可能性が低いとも言え、それだけ技術が進んでいるということだと思います。

 同じように医療や薬、福祉用具も進歩が著しく、特に介助ロボットなどを導入することで、介護の負担を減らせるところまで来ています。
 そして、家電製品が「話す」「見守る」という役割を担ってきています。離れて暮らす親とも画面で顔を見ながら会話ができる現代、安心して一人暮らしができるのは当たり前の光景になっていくことでしょう。

【技術革新が生む認知症介護の発展】

 認知症介護の世界にも、技術革新の波はもう既に来ています。
 認知症の症状の一つ、徘徊も、超小型化したGPSをお守りや靴に装着することで、今どこにいるかすぐにわかるようになっています。火の始末なども、機器側で危険を察知して停止するなど、介護生活の不安が解決されつつあります。

 また、知人の研究者によると、実験用ラットのレベルでは、一部の脳と人工脳部分移植ができるようになったとのことです。
 例えば、人間の記憶に関わる「海馬」と呼ばれる部分に代わるものも誕生していて、感情を司る部位についても実現しています。
 つまり、認知症自体が怖いものではなくなるかもしれません。倫理観については別の機会にお話するとして。

【明るい福祉の未来】

 こうしたテクノロジーに支えられ、インフラ整備が進むと、人がいなくても経済活動ができるようになります。仕事が奪われるなど、ロボット活用には賛否もありますので、ここでは良い悪いのお話しはませんが、未来に向かっている現状がすでにあるということです。
 少なからず、超高齢化で人手不足が叫ばれている昨今、テクノロジーがそれを補う世の中にはなるはずです。
 少人数でも変わらずに経済活動ができるとすれば、国の税収はアップし、その恩恵が福祉にまわる――そうなれば、介護ロボットや機械を導入する事も大変ではなくなるでしょう。

 そんな未来も、そう遠くはないと思っています。ただ、矛盾しているかもしれませんが、テクノロジーが進んだ将来でも、人の心には人の心が必要です。ロボットにおいても人が使うもの。介護される人や、介護する家族など、心と心をほぐすのは私たち介護職の役目だと思っています。
 
『最新テクノロジー』+『介護保険といった制度の数々』+『ハート』
みんなに明るい未来

 こんな公式が当てはまるのではないでしょうか。

介護問題もまだありますが、問題が見えているという事は解決に向けて動き出しているのです。
そうです、問題はすでに問題でなくなり始めたのです。

明るい未来創造のご紹介です。鹿児島県三島村では役場が中心となり県やメーカーなどの協力を得て、安心して暮らせる明るい未来の地域づくりに取り組んでいます。
(取材協力:鹿児島県三島村役場さん)

一人で考え抱え込まずにいろいろな人の手を借りることも大切です。
今年5月26日の介護保険法等の一部を改正する法律案では、認知症の本人やご家族への初期集中支援も盛り込まれています。
このような介護制度改定も順次行われていくことでしょう、制度を上手く使うことで、「明るい介護は、あっ軽い介護」へ。

上を向いて、生きましょう。


今まで、記事を読んで頂きまことにありがとうございました。
これから、ますます暑くなりますが熱中症等にはお気をつけてください。
ごきげんよう!


■■■ 著者プロフィール ■■■
倉澤篤史
介護生活との向き合い方、心の処方箋
明るい介護のアドバイザー 倉澤 篤史

【プロフィール 内容】
明るい介護のアドバイザー。
大手不動産建築会社で寺院再開発計画を任され、車いすでも気軽に訪問できるバリアフリー寺院を計画。その後、高齢者向けのボランティアに参加したことがきっかけで、介護業界に転身。
持ち前のバイタリティとサービス精神で、年間3000時間を超える在宅ヘルパー業務に加え、のちにケアマネージャーとしても手腕を発揮。

2000年に訪問介護事業で起業。国が推進する介護保険制度では、自分らしい日常生活を送ることが困難であることに疑問を感じ、「死ぬまで自宅で生活する方法」を考案、確立。
認知症でも楽しくできる体操メニューを考案するなど、困難事例と言われる複雑なケースを幾多も解決している。
なかでも「認知症は怖くない!」というメッセージには、介護者の家族だけでなく、働き盛りのビジネスパーソンも共感を寄せている。

近年は、「介護離職をしない、させない、つくらない!」「介護には終わりがある」「つらい苦しい介護と明るい介護」といったテーマで企業研修や講演活動も積極的に行い、社会問題の解決にも注力している。

【セミナー案内】
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両親が介護になったとき、働き盛りの私たちはどのように向き合えばよいのか。介護のプロがわかりやすく教えます。





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