ロングステイ財団の調査によると、1992年と2000年のロングステイ希望国の上位は、アメリカ、カナダ、ヨーロッパの国々など、先進国が占めている。しかし2004年、2005年になると、東南アジアの国々が上位にランクインしている。
上山裕次氏(以下、上山氏):
2000年以前はバブル景気などを背景に企業の業績も良く、退職金や年金も安定していましたが、2004年以降になると、退職金や年金にも不安があるためか、「物価が安い」「日本に近い」「暖かい」の要素をもった東南アジアの国々が人気を集めるようになっています。ビザの取得が容易であるのも東南アジアの国々の魅力ですね。
定年前の誰しもが気になる、退職金や年金の金額…この辺を踏まえた上での、希望国選びが主流となっているようだ。ちなみに、上山氏によると台湾も近くランクインが予想されるとの事。
実際にロングステイを行うと、どのような効果・効用があるのだろうか?「自己レベルアップ」「生涯学習意欲の増進」「新たな生きがい、価値観の発見」などはもちろんだが、とりわけ目を引いたのは『病気の予防・健康維持』『家族・夫婦関係の改善』である。
上山氏:
「花粉症が改善したというお話をよく聞きます。日本の春先など花粉症の季節に海外へ行くと、うまく回避できるのが良いみたいですね。」
そのほかにも、冬の季節に暖かい国へ行くことで「うつ病」を予防できたり、健康維持の効果を得ることができるという。
上山氏:
夫婦関係の改善にも効果があります。海外生活では、まず一番先に信頼できて、頼れるのはお互いだけですから。
最近「熟年離婚」という言葉が増えてきたが、夫婦間でのコミュニケーション不足に不安を感じるようであれば、一度「ロングステイ」を検討してみてはいかがだろうか。