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■失敗談その3 ロスカット(損切り)の乱れ打ち
山下: 「2003年〜2004年頃になると、仕手株や新興株など勢いのある銘柄にドンドン投資しました。失敗を何度もしたけど、売買の回数が多いから、たまに上手く行くことがある。ほとんど日銭稼ぎ状態ですね。値動きだけで売買していました。 例えば上手く行ったのが、テンアートニ<3744>。直近の新規公開銘柄でした。この銘柄は2004年の8月5日に598,000円で買って、4日後に711,000円で売りました。4日で約11万の利益です。こういう“うま味”を知りましたね。それで1ヵ月後、イーネット・ジャパン<3334>が直近公開で、同じように思い切り上がるとすぐに飛び乗りました。その日はストップ高だったから、さらに追加購入しました。とにかく値動きが良かったです。「直近公開株だから今回も上手く行く」と思い込んでいました。だからいったん下がっても、なかなか売ることができない。もう急上昇しか想像できないんです。乱高下をした後、結局777,000円で売りました。1,170,000万円で買って、777,000円で売る。大損です…。
失敗はまだあります。値動きが大きい株ばかりを狙うので、一か八かなのです。次はインタトレード<3747>を978,000円で買いました。値動きが良いから、まだまだ行けると思っていました。しかし結局、この日が高値でした。710,000円で売ってしまった。こんなことをしていたら、さっきの11万円の儲けなんて、すぐになくなってしいますよね。」

関根: 「この時期、損をしたらすぐに売っていますね。つまり、ロスカットができるようになっています。ただロスカットの回数がとてつもなく多い(笑)。損切りって大事ですけど、損切りだけだったら、結局駄目なんです。1万円の損切りを今日も、明日も繰り返したら、もう意味がないですよ。まあ、やはり成功体験が忘れられないんでしょうね。実生活でも、気持ちの良いことがあると、同じ行動をしてしまう。それと同じかもしれませんね。」
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いかがだろうか。上記の体験談は、株式投資をはじめた初心者が陥りやすいポイントであり、何も勉強せずに投資を始めた人はここで損をして、その後尻込みしてしまう傾向がつよい。本書には上記のような失敗談が数多く収録されており、『何が悪かった』のかがイラスト入りで分かりやすく解説されている。将来に向けてお金を増やしたい人、また株式投資に興味のある方にとって、本書は“悪い例”の参考として必読に値するだろう。

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■取材協力:フェイシス株式会社
100ten.school:マネースクール)

定年後のシニア世代の楽しみは定年生活.comで探そう 最弱投資家ヤマシタ伝説
関根 光・山下隆史
価格: ¥ 1,470 (税込)
単行本
出版社: ローカス (2007/9/27)
ISBN-10: 4898148352
ISBN-13: 978-4898148358
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