今や国民の4人に3人は携帯電話を持っている時代。成熟した市場に新たな顧客を開拓しようと、携帯電話各社が50歳以上の世代に熱い視線を注いでいる。簡単&シンプルな携帯電話、文字が大きく見やすい携帯電話など、各社さまざまな工夫を凝らしアピールするも、この世代で多機能な最新機種を使いこなせるのは、ほんの一握りだ。今回は東京都・江戸川区で創業80年の「下町の電気屋」、株式会社わたでんの渡邉政直社長にシニア世代の携帯電話事情を伺うことができた。
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○最近はシニア世代の方々も携帯電話を持っていらっしゃる方が増えてきましたね。
渡邉政直氏(以下:渡邉氏)
「携帯電話は1人1台の時代だからね。公衆電話も減っちゃったし、外で連絡を取るには携帯電話が必須の時代。それに50代、60代、70代の人たちも普通に携帯メールしたり、写真を撮ったり、その便利さや面白さに気づいている。若者と同じように『ちょっと携帯の番号教えてくれる?』なんて場面も良くあるし、その時に携帯を持っていないと仲間に入れないなんて話も良く聞くからね」
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| お店の裏側には携帯電話の歴史を物語るかのように、過去の機種がディスプレイされている。 |
○シニアの方々が携帯を選ぶ際のポイントってありますか?
渡邉氏:
「やっぱり、文字の大きさは重要だね。小さい字は見ていて疲れちゃうから、文字が大きい機種、大きくできる機種は人気があるよ。」
○最近ではドコモの「らくらくホン」、auの「簡単ケータイ」など、シニア世代にも扱いやすい携帯電話が充実してきましたね。
渡邉氏:
「そう、操作が簡単な携帯は人気あるね。でも最新の機種だって人気あるよ」
○最新機種というと、例えばドコモだと905iシリーズとかですか?
渡邉氏:
「そうそう、最新機種はワンセグでテレビ見れるし、カメラも綺麗。文字も大きく表示したりできるから人気あるね。P905iなんかは特に人気ある。うちでも50代や60代で最新機種が欲しいという人にはオススメしてるよ。今のこの世代はアンチエイジング。最新機種の方がカッコいいし、機能も豊富だから人気あるよ。」
○最新機種というと、最先端の機能が盛りだくさんですが使えるのでしょうか?
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| お店の1/3近くを占める携帯コーナー。親切・丁寧な説明がシニア層にウケている。 |
渡邉氏:
「シニア世代を馬鹿にしちゃいけない。だって戦後の何も無い時代から今の日本を作ってきた人たちだよ。例えば孫から携帯の写メ(※写真つきのメール)が送られてきたら、必死で操作方法を覚えて見るよ。きっかけが必要なんだよ。それと安心して相談できる人」
○『安心して相談できる人』というと、友人とか息子さん、娘さんとかですか?
渡邉氏:
「もちろん、それもあるだろうけど、もっと大切なのは携帯電話を販売している店舗。店員のお兄ちゃん・お姉ちゃんは、やたらと横文字を使うし、後日相談に行ってみたら、担当していた人は辞めましたとか。店員とお客さんが、購入前も購入後も安心して相談できる関係が築けなければ、多くのシニア世代に多機能携帯浸透させるのは難しいだろうね」
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