高級宿への誘い

らくだ倶楽部 オーシャン
高級旅館&リゾートホテル予約サイト【らくだ倶楽部】スタッフ。
三重県四日市市出身。2月22日生まれ。人生日々旅。旅行が好きなのはもちろんであるが、とりわけ滝が好きで、滝行脚に行くことはライフワークになっている。滝ありきで日本を旅し、その周辺の町、温泉を巡る。音楽がなければ死ぬというくらい音楽好き、楽器好きでもある。
【らくだ倶楽部】:http://www.rakudaclub.com/index.htm

高級宿への誘い Vol.03 ~御宿The Earth~

定年生活.comをご覧のみなさん、こんにちは。
高級旅館&リゾートホテル予約サイト【らくだ倶楽部】(http://www.rakudaclub.com/index.htm)のオーシャンです。

第三回となる高級宿への誘い。
今回は、三重県鳥羽にある「御宿The Earth(おやど じあーす)」をご紹介します。


「御宿The Earth」
三重県・伊勢志摩。
日本にも様々なリゾート地と言われるところがあるが、伊勢志摩はまた独特の雰囲気を醸し出す場所である。温泉地やリゾート地というものは、皆がリラックスしに行く土地。しかし、伊勢志摩は元来そこに住む人々がのんびりとした性質であること、さらに伊勢志摩の複雑に入り組んだ海岸地形が湾をつくり、海が穏やかであることも相まって「ゆったり感」を生んでいる。このゆったり感は離島などのそれとはまた異なる。
伊勢志摩の人々は言う。この独特の雰囲気は、やはり伊勢神宮があるからだと。神に守られているのだと。筆者もそういう「気」はなんとなく感じる。ちなみに私の出身は三重県なのであるけれども、四日市市であり、同じ三重でも伊勢方面の空気感とは何かまた違うのだ。
ゆったりした湾を縫うように、穏やかな海と共存するように、伊勢から鳥羽、賢島、浜島方面にかけて数多くの宿、リゾートホテルが立ち並ぶ。

御宿The Earth
岬の突端に姿を現す御宿The Earth。非日常空間の贅。
2008年7月。これまでのこういった雰囲気とは一線を画す宿が鳥羽に誕生した。
鳥羽とは言っても賑やかな鳥羽駅から車で30分あまりの石鏡(いじか)という土地である。この場所の海は荒い。そう、三重県の海は穏やかなだけではない。大王崎などは昔から海の難所であり、昭和2年には灯が点されたという灯台もあるくらいだ。

まずはこの宿に到着するまでの道中に圧倒されるであろう。石鏡にある岬、54000坪の敷地がまるまるこの宿のものであり、そのうち突端の5%だけに建物が建っている。そこに辿り着くまでの道もこの宿のためだけに新設されたもので一山超える感覚。「これで合っているのか?」と不安になりつつ道を行くと、建物がポカリと岬に浮かんで見えるのである。


露天風呂
リラクゼーションスイートにある露天風呂。CGのようであるが本物の写真である。自然を感じながら湯浴みが出来る。
全室が露天風呂付客室。7タイプの部屋はそれぞれが違う造りであり、部屋の面する側によって、岬も海も空も様々な表情を見せる。
地デジのテレビ、パソコンの回線、最新式のウォシュレットトイレ、コーヒーメーカーなど部屋の設備も最新式だ。露天風呂に入り、波音を聞きながら瞑想し、酒を飲み…といろいろな楽しみ方が出来るのである。生まれて初めてだ、酒が飲めない筆者は、大好きな珈琲を嗜みながら露天風呂を楽しんだ。

部屋の露天風呂に入り、心を落ち着けてみる。
遠くには漁船や貨物船の灯が見える。そう、ここは伊勢湾。中京工業地帯へ向かう大小の貨物船が行き来する海でもある。上空には時折航空機が飛ぶ。羽田から西へ向かう飛行機はここを飛び交うのだろう。星が煌々と輝き、月明かりが己を照らす。そして激しい波音がそれら全てを打ち消すかの如く全てを飲み込んで聞こえてくる。風が吹けば宿の周りの原生林の話し声がする。星と月は「静」であり、海や原生林の声は「動」だ。飛行機や船は近くで見れば大きいものなのであるが、この自然を前にすると、もはやちっぽけなものでしかない。

鮑のバター焼肝ソース
毎月変わる料理の一例。鮑のバター焼肝ソース。絶妙な歯応えと舌触り。否応無く五感を刺激する。
ダイニングはオープンキッチン。
伊勢志摩を中心に、日本のみならず世界中から集めた食材を創作和食懐石として食す。
料理はもとより、ライティング、器も含めて非常に計算されている。カマスのゴボウ巻きなどは、普段しっかりした食感のゴボウが、カマスと共に口のなかでとろける。ゴボウがとろける、と思うことはなかなかない。
鮑も肝ソースとともに味わって戴きたい。舌が阿保になりそうなくらい美味。

自然は直線を嫌う、ではないが、この宿は当然直線の建築材を用いて建てられているけれど、岬の突端にそびえる木の根の如く、内部は入り組んだ構造で、階にすると2F分しかないのに、それを感じさせない広さがある。
そんなこの宿で特筆すべきユニークな場所が最上部にある「展望台」である。展望台からの大海原、波音、太陽、月、星空、山…
昼、夕方、夜、朝と訪れて表情の違いを見ていただきたい。澄んだ空気の日は遠くに富士山も望めるそうである。
そしてこの展望台、日本では恐らくこの宿しかないであろうあるモノを観る事を売りにしている。

それは「嵐」。

ストームウォッチングという概念である。
普通、あらゆる旅館は台風を嫌う。しかし、御宿The Earthは台風を待っている。
もちろん、台風によって被害が発生し、時には犠牲者も出ることもあるので大々的に宣伝はしていないが、それを逆手に取り、この展望台から自然の嵐の力、地球のパワーを体感してもらおうという一つのコンセプトに筆者は共感するものである。
こればかりは「狙って」予約できるものではない。たまたま居合わせた者だけが体感出来るイベントだ。台風が来てもキャンセルせずに、果敢にEarthに出向いてもらいたい。

旅行にはいろいろなスタイルがあるが、一つ言えることは非日常感を味わうことにある。
非日常感を味わう一つとして「自然との触れ合い」を求め、山へ海へ人は出向くのであろう。温泉に浸かり、広い部屋でゆったり寛ぐというスタイルはおおよそ「自然との触れ合い」とは対極にあるものだが、この宿は、寛ぎと共に自然の激しさをも体感出来うる日本でも稀有な宿であると言えよう。

誰も見たことのない伊勢志摩は、確かにそこに存在した。
御宿The earthのチャレンジはまだ始まったばかりである。

Page 1 of 2
会員向けにお得な情報や先取り情報をお届け!登録は無料です!
メルマガゴールドメンバー登録




定年生活.comスタッフよりご挨拶

いつも定年生活.comにアクセス頂きまして、誠にありがとうございます。定年生活.comは、定年を迎える50歳以上のシニア世代・団塊世代の方々を応援するサイトとして、2006年11月にオープン致しました。定年後の人生を、より楽しく送って頂くための情報やサービスを随時ご紹介しています。“定年を迎えても、まだまだ元気!!シニアの力で日本に希望を!”をコンセプトに、定年生活.comは運営されています。今後とも定年生活.comをよろしくお願い致します。