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櫻井 英明(さくらい えいめい)
株式新聞Weekly編集長。1980年明治大学卒。
日興証券にてエクイティトレーダー。
その後、インターネット証券の営業企画兼情報担当を経て現職。
最新経済動向を株式市場の観点から分析した未来予測に定評。
日々、新聞とは一味違う角度から株式の世界を斬る。
上場企業の社長へのインタビューを重ねている。
ラジオNIKKEI「株式チャンネル」月曜後場キャスター。
同放送で「櫻井英明のココだけの話」も展開中。
近著に「日本の経済これからどうなるの」(日本実業出版社)、「いちばんわかりやすい金融商品取引法」(中経出版)など。 |
これから当分の間、株式投資や資産の運用ということについて考えていきたいと思います。
基本は誰でも目にできる事柄ややさしい言葉を用いていくこと。
投資は、本来刻苦呻吟してするものではないですし、その結果苦しめられるものでもないからです。
「楽しくなければ株じゃない」というコラムも書いていますが、まさにその通りと考えているからです。
「投資教育」の美しい響きに誤魔化されないこと
これまで何年も多くの投資家の方々と接してきました。
「投資」というと「教育」系の呪縛にはまるか、「濡れ手に粟のように、とにかく儲けたい」というどちらかの極端に走る傾向があります。
でもそのどちらもほとんど投資には役立たないことが多いようです。
特に投資教育。
いくら学んでも、市場が複雑な要因で動く以上、大学入試のように明確な解答が導き出せる訳ではありません。
ファンダメンタルズ(企業の業績や財務の分析など)はいくら学んでもキリがありません。
チャートを進める人も多いですが、チャートはあくまで過去のこと。
未来を語ってくれる訳ではありません。
名言
アメリカの著名な投資家であるエドワード・ハイマン氏は一般投資家が成功するための重要な指針として以下のような言葉を残しています。
それは・・・。
(1)自分だけの投資方針を持つ。
(2)話題やニュースは追いかけない。
(3)ネガサ銘柄には手を出さない。
(4)評論家や業者は相手にしない。
(5)下がった株は必ず見切る。
(6)銘柄は増やさず、管理できる5銘柄まで。
(7)家人にも覚られないよう静かに投資をする。
(8)株については新聞を毎朝チェックするだけ。
この8か条です。
だれでも出来ること、でもなかなか難しいことです。
セミナーなどで、この話をすると、結構多くの投資家の方が、こう仰います。
「今まで、何十年もこの逆のことをやっていました」。
だから、この8か条を守ることが大前提とも考えられます。
若い頃は、ビギナーズラックのように、株式投資を行っても良いのかも知れません。
でも、「定年」の頃からは、長年培われた「常識」をバックボーンに投資や資産運用することをお勧めします。
必要なことはコレだけ
そのために必要なことは・・・。
ハイマン氏の「話題やニュース」は追いかけないには反しますが、少なくとも経済新聞は毎日熟読することです。
それも小さな活字まで追いかけて、自分なりのストーリーを悠然と組み立てるような方法で・・・。
自分で創作した投資シナリオが世間に受け入れられれば、その投資は必ず成功します。
だから・・・。
「常識」が必要になってくるんです。
そして、「定年」ということを踏まえると、投資はそこに自分の生き様が投影されてくるはず。
例えばインターネット上の株式の売買注文は、瞬間的出来事とはいえ、まさに「私が主人公」の世界です。
加えて、株式投資であれば、買いたいと思う会社に行ってみること。
遠ければ、電話をしてみること。
長年の経験は、会社の受付や広報の電話の出方で、その会社の8割を理解させてくれるはずに違いありません。
大抵の投資家は、株を買う前にはその会社に連絡することはありません。
でも株を買った後で、株価が下がると多くの投資家は、その会社に電話をします。
その逆をやっていきましょう。
自分の目で見て、自分の耳で確かめること。
そんなに難しくはありません。
今回はイントロなので基本的考え方をお話しました。次回から、具体的に進めて行こうと思います。投資や資産運用の「風景」が変ることを目指して・・・。
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