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櫻井 英明(さくらい えいめい)
株式新聞Weekly編集長。1980年明治大学卒。
日興証券にてエクイティトレーダー。
その後、インターネット証券の営業企画兼情報担当を経て現職。
最新経済動向を株式市場の観点から分析した未来予測に定評。
日々、新聞とは一味違う角度から株式の世界を斬る。
上場企業の社長へのインタビューを重ねている。
ラジオNIKKEI「株式チャンネル」月曜後場キャスター。
同放送で「櫻井英明のココだけの話」も展開中。
近著に「日本の経済これからどうなるの」(日本実業出版社)、「いちばんわかりやすい金融商品取引法」(中経出版)など。 |
トヨタは2割減益観測
鉄・JFEが2ケタ減益。そしてトヨタは2割減益の見通し。営業利益が1兆7000~8000億円にとどまり、前期の2兆3000億円程度から2割「も」減るとされました。それにしても、1兆7000億円も稼いでいる企業は世界を見渡してもそうそうありません。
となると・・・。
今期の業績見通しで2割以内の減益見通しなら「あのトヨタでさえ」という免罪符となってきそうです。経営者も財務担当役員も総じてトヨタ並みならというコメントに終始し、マスコミもその論調になるに違いありません。だったら「減益見通しをそれほど恐れる必要はなくなってこよう」とは市場関係者。
このところ起きていたことを冷静に反芻してみると・・・。2月26日:日経平均14105円・10年債利回り1.500%・ドル円107.04円、3月17日:日経平均11681円・10年債利回り1.215%・ドル円95.77円、4月25日:日経平均13863円・10年債利回り1.60%・ドル円104.72円、この密接な株・債券・為替の関係が見事に立証されただけということになってきます。言ってれば「債券と円が売られて株踊る」の構図。シナリオは、それこそ「金利上昇、円安、株高」。流れは東京株式買いとなってくるんですが・・・。そろそろ市場関係者は喧しくなってきそうです。
ところで・・・。
「誰にもできる現在の相場必勝法」というのがあります。それは・・・。「TVに東京駅前の株価ボードが映し出され、通行人が不安そうに見入る日に買い。アナウンサーが今年最大の上げ幅ですという日に売れば儲かる筈。だが誰も実践しない」というもの。結構、説得力があります。
これから記録を付けていかれたらよいと思います。あるいは「書店に株関係の本がたくさん並んだら天井」とか「週刊誌に『乗り遅れるな』と出たら売り、『大暴落の可能性』と出たら買い」というのもあります。要は、マスコミは逆行指標ということに他なりませんね。因みに、テレビでも新聞でも、マスコミ関係者は実は株のことには精通していない人種が多いというのが現実。そういう目で見たほうがいいかも知れません。
個別銘柄ではあくまでもリターン&リバーサルの動き。止まっていた商社・海運が踊りだし、引っ張っていたユニクロが休憩。マーケットは「輪廻転生」。「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし」です。でもマーケットではそれこそ「覆水盆に返る」と化してくることもある。「売られた銘柄が買われ、買われた銘柄が売られる」。ある意味ではチキンゲームですね。「買わない我慢、売らない我慢」というのが結構難しいですが・・・。
少なくとも言えることは、不思議と「買った銘柄は下がることが多く、売った銘柄はその後上昇することが多い」ということ。残念ながら・・・。
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