こんな長い第二の人生ですから、以前にも増して定年後の人生設計がとても大切になってきています。
子育ての成長ファミリー期間より、定年後の自分たちの時間を楽しむ、夫婦2人暮らし時期の方が長くなるのですから、その準備は必修ですよね。(図2参照)
ところが、準備というと皆さんすぐ老後の資金に目が向いてどれだけあれば安心して暮らせるかという話題になりがち。というのも日本の年金制度は少子高齢化が著しくて現行のままではシステムが持ちません。そこで2004年に制度が大きく改定。年金支給額は下がるということが、既に決まっているからです。
当時の厚生労働省の雇用統計課の資料によりますと、平均的な夫婦二人が受け取る年金額は月額23.3万円でした。
それが2019年には20.7万円まで下がるという試算が出ているのです。(図3参照)
ですから皆さんお金の準備だけに目が向きがちなのです。
ここ数年、このような現状に気づいたリタイア準備層のご相談者が、当事務所でもめっきり増えてきました。
しかし、お金の不安を抱えて相談に来られる方のライフプランを検証していきますと、もう一つ大きな問題が浮かび上がってくるのです。
それは、長いリタイア後の生活の拠点(終の棲家)をどうするのかという問題なのです。
以前は、それまでお住まいの家をバリアフリーのリフォームなど一部手を入れて、そこに住み続けるという方が主流でしたが最近ではかなり変化が見受けられます。
まだ体も元気で気力も充実している間に、自分のやりたかったことや楽しみたいことを実現させたいという人が顕著に増えています。
趣味を楽しめる場所、豊かな自然を味わえる場所、人生を謳歌できる場所へ新しい住まいを設けて、もうひとつの新しい人生を楽しもうという方が増えてきました。
このコラムをご覧になっているということは、きっとあなたもそんな考えをお持ちなのではないでしょうか。
実は、今後の人生を謳歌できるか、余生を不安に怯えて暮らすかは選択する方法によって大きく変わってくるというのをご存知ですか・・・
ご相談に来られる方のほとんどは、老後の資金不安から、無駄使いを恐れて老朽化した住まいに、少しのリフォームで済ませて我慢しながら住み続けるのが、賢明な方法だと思われています。
一方、定年後こそ、家庭の責任、仕事の責任を終え、自分の本当に楽しみたいことが出来る時期と考えてあこがれの豊かなロケーションに、自分が思い描いた住まいを建てて楽しみたい趣味三昧で暮らそうとする謳歌派のタイプの人もいます。
当然、前者の方の方がそれだけ質素倹約したのだから、最後は裕福に、子供にも資産を残せるだろうと誰もが思います。
ところが、そうならないケースが多々見受けられるのが現実の世の中。我々プロのファイナンシャルプランナーが必要とされる由縁なのです。
リタイアした後、皆さんが頼りに出来るものは何でしょうか・・・
1)年金(少し頼りなくなりつつありますが)
2)これまで貯めた預貯金などの金融資産と退職金
3)自宅を含めた手持ち不動産
実は、この3つしか皆さんが頼りに出来るものはないのです。
でも、1番の年金が不安な現状では、2番と3番の資産をいかに活用するかが、憧れの生活を手にいれられるかどうかの大きなポイントになっているのです。
私達が提唱している「2住まるライフ」とはまさにこのことなのです。
手持ちの不動産をいかに活用して、憧れのリタイア生活を手に入れるかという
具体的な方法については、次回以降にしたいと思います。
では次回、第二話をどうぞ、お楽しみに!
==========================================
定年後の有利な住まい方情報を知りたい方は
コチラから