~定年後の人生を◎二重まるに!~ゴールデンライフ実現塾・第四回
ゴールデンライフ実現塾

現役時代の生活に、とっても満足だった人も・・・残念ながら、そうでもなかった人も・・・
第二の人生はゴールデンライフにしたいですよね!
このコラムを読むと、発想も変わり「運」もよくなります。(たぶん・・・)
そして、圧倒的にしあわせになってください。
あなたのハッピーリタイアメントを応援します!!

執筆者プロフィール
吉川浩一氏写真 吉川浩一(よしかわ こういち)
1956年(昭和31年)生まれ。牡羊座A型。
大学卒業後、大手住宅メーカーで13年間営業、その間の累積販売棟数202棟! その後、営業課長、営業所長を歴任、通算で1000棟以上の自宅建築にかかわる。 2002年、Mr.FP Professionalsのメンバーとして独立!L.R.コンサルティング株式会社、設立。 年間500件以上の個人向けコンサルティングと全国で100本以上の公演活動を精力的にこなし、「人生の夢や目標を実現する」ためのホームドクターとして活躍中!現在L.R.コンサルティング株式会社 代表取締役。http://www.lrc.jp/

第4話「定年後の生活資金の収支に基づく対策を考える」の巻

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの吉川です。お元気ですか?
今回で4回目となりました2住まるライフのメールマガジン。

前回の宿題はちゃんとやって頂けましたか?

「えっ、宿題・・・」
と思った方は今一度下記よりチェックして下さい。

その宿題とは…
--------------------------------
◆家計診断をして、毎月の生活費がどのくらいかかっているかを把握する。
・家計診断
http://www.lrc.jp/ks/

◆自分達の年金の受給見込み金額を調べる。
・社会保険庁の年金計算シミュレーション
http://www.shakaihoken.org/sumikin/keisan/nenkin.html

・他にも読売新聞の公的年金シミュレーション
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/simulation/simulation.htm
--------------------------------
この2つでしたね。

どうして、この2つの数字を調べてもらったのか?
それは、お解かりですよね。

生活費は支出の主要部分・・・年金は主な収入源です。
基本となる支出と収入が解らなくては、ライフプランの立てようが無いからです。

それと、今日のシミュレーションに入る前にショッキングな事実を一つお話しておかなくてはなりません。

それは、第1話のメールでも少し触れましたが、あなたが調べて頂いた年金の受給見込み金額のことです。

この金額は将来的にも変わらないのでしょうか?

気持ち的には「変わらないでいて欲しい」
願わくば「もう少し増えて欲しい」ですよね・・・

でも、残念ながら
日本の年金受給額は将来的には下がる!と見ておかないといけないのです。

ご存知のように日本では少子高齢化が進んでおり、人口はいよいよ減少していく時代になりました。

日本の年金制度は、現役世代の支払う保険料でリタイア層を養うという仕組みになっています。
従って、現役世代が減り、リタイア層が増えていくと・・・

今の給付水準を維持するためには、現役世代の負担を増やすことと、国の負担即ち税金を上げるしか方法はありません。

図1 年金保険料の変化

しかし、負担を増やすだけでは現状の急速な少子高齢化には追いつけず、 厚労省からは、現在の年金受給水準(現役世代の平均収入の約60%)は、2023年につまり15年後には50%にまで落ちるという見通しまで出ています。

図2 厚生年金給付水準

と言うことは・・・

人生90年時代のこれから、現在60歳の方でも将来的に受け取る年金は下がる!

と見ておかないといけないのです。

現在、夫婦二人で25万円の年金をもらっている家庭の年金受給額は将来的には20万円になるということなのです。

図3 平均年金受給額

さて、ここからが今日の本題です。

前項の理由から、リタイア後の長期のライフプランを考えるときには、あなたが調べて頂いた年金受給見込み額を、まず八掛けすることからスタートします。

もし、あなたの年金受給見込み額が夫婦で25万円なら20万円に、30万円なら24万円と見てください。

そのうえで、もう一つの宿題の数字、そう毎月の生活費と見比べてみます。

◆八掛けした年金受給額が生活費より多い方は第一段階クリアです。
◆八掛けした年金受給額が生活費と同じか少ない方は、第一段階でアウトです。


アウトになった方の対策は後ほどお話しますね。

さあ、第一段階をクリアしたあなた
まだまだ安心するのは早いですよ・・・
だって、今のは基本生活費だけの話ですからね・・・

生活費以外にも、お金かかりますよね。

例えば、たまには夫婦で温泉旅行に出かけたり、ちょっと足を伸ばして海外へ・・・
子どもの結婚のお祝いや孫にお小遣いあげたり・・・

そして、忘れてはならないのが『住まい』の費用です。

今建てたばかりの新築の家でも30年間、全くお金のかからない家はありません。

リフォームやメンテナンス、場合によっては建替えが必要になることもあるでしょう。 また、第2の人生の部隊を思いきって変えたい人、移住計画を持つ人など、あなたの『住まい』の費用も算出してみましょう。

図4 終の棲家の用意はできていますか?

洗い出してみると老後も何かと結構かかるもんでしょ・・・

さて、この金額も含めて、あなたのリタイア後必要資金を計算してみましょう。

A 毎月の生活費
(現在子どもさんが同居されている場合は、現在の生活費の70%)
それに、奥さんが90歳になるまでの年数を掛けます。

B 余裕資金の考え方
※例えば毎年夫婦で旅行に行きたい場合、年間に10万円使うとして、75歳ぐらいまで行くと決めた場合...10万×15年=150万円
※子どもの結婚式には100万円のお祝いをしたい...二人で200万円
こんな具合に大体の費用を見積もっていきます。

C 『住まい』の費用の考え方
※メンテナンスとリフォームで考える方は500万円とか
※『快適な終の棲家づくり』を志向する方は4000万円とか
(土地から買われる場合は場所によって地価はまちまちです)
これも大体で決めてみます。

図5 リタイア後必要費用

A+B+C=『老後に必要な資金』の大まかなところは把握できました。

次に使えるお金について見てみましょう。

D 公的年金
先ほどお話しました通り、受給見込み額を八掛けして、そこに奥さんが90歳になるまでの年数を掛けます。

E 手元にある現金、預貯金、株などの有価証券、退職金などを合計します。

F 個人年金などがあれば記入します。

図6 リタイア後使えるお金

D+E+F=『使えるお金』の合計です。

ここまでできましたら、もうお判りですね。

◆『老後に必要な資金』より『使えるお金』の方が多くなるか同じぐらいの方。
この方は特にリタイア後の生活に資金的な問題は無いということになります。


逆に
◆『老後に必要な資金』が『使えるお金』より、はるかに多くなる方。
この方は問題ですね・・・

家計の見直しやリタイア後の余裕資金の見直し、再就職で収入を増やす、あるいは、『自宅を有効活用する計画』を検討してみるという選択肢もありかもしれませんね。

いかがでしたか。

次回までに、もう一度念のために試算はしてみておいてください。
漠然としていた定年後の生活イメージがどんどん明らかになってきて、人ごとではなくなってきますよね。

定年後の人生も2重まる◎にするためには、資金の把握とその対策を考えておくことが大事です。

では今回はここまで。

次回、第五話をどうぞ、お楽しみに!

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