株式新聞
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プロフィール写真 櫻井 英明(さくらい えいめい)
ストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。1980年明治大学卒。日興証券にてエクイティトレーダー。その後、インターネット証券の営業企画兼情報担当、株式新聞Weekly編集長を経て現職。株式市場LIVE中継「東京マーケットワイド」(東京MXテレビ)火曜前場、水曜後場でキャスター。ラジオNIKKEI、BS11「大人の自由時間」などに出演。「夕刊フジ」の火曜・金曜にコラムを連載中。近著に「日本の経済これからどうなるの?」(日本実業出版社)、「誰でもわかる! 世界同時恐慌のすべて」(中経出版)など。

言い訳

自問してみてください。
「言い訳がうまくありませんか?」。
どうも永年企業人と生活してきた人たちと接すると、言い訳の上手さに舌を巻きます。

自分自身も企業に勤めてきましたから、習熟したのは「言い訳」と「根回し」。
でも、自立してみると、そんなものは何の役にも立ちません。
あるいは、定年後の生活を考えてみても、全く必要のないことではないでしょうか。
「誰に言い訳するのですか?」。
する必要がないのですから、相手は自分自身に他ならないでしょう。
自分自身を欺いて、何とか誤魔化してすりかえて、そして満足したフリの気持ち。
こんなことでは決して楽しくはないはずです。
そもそも・・・。
子供の頃、遠足や運動会の前の夜に寝付けなかったような体験を最近でもしているでしょうか。
夜が明けるのが待っていられなくて、起きてしまうような日はあるでしょうか。
投資家さんの中には、高齢の方でも夜の欧州の値動きと朝のNYの終値が心配でなかなか 眠れないという方もおられますが・・・。

払う人ともらう人の差

仕事で創業経営者への取材が多いので良く感じることがあります。
それはどんな経営者でも24時間働く姿勢をもっているということ。
いつも会社のことを考えているということ。
サラリーマンは、会社を出てしまうと、それこそ個人に戻りますが、経営者は個人には戻る時間はほとんどないようです。

しかも・・・。

サラリーマンは会社に出ていさえすれば給料はもらえる仕組み。
経営者は、どんなに働かない社員でも会社にいる限り給料を払わなければいけない仕組み。
完全に両極に位置しています。
昭和30~40年代に「サラリーマンは気楽な家業ときたもんだ」と歌ったのは植木等さん。
間違ってはいないでしょう。

でも・・・。

定年後に必要なのは「払う覚悟」ではないでしょうか。
言い換えれば「自分のマネジメント」。
加えて「リスク管理の徹底」。
別に生命保険や医療保険を見直しましょうという訳ではありません。
明確な目標と計画があるようでないのではないでしょうか。
これは他人に相談することではありません。
ましてやファイナンシャルプランナーに架空の人生設計図を描いてもらうことでもありません。
「自分に対する覚悟をどうするのか」。
ある意味では武士のような生き様決定になるのかも知れません。

社会

不思議なのは、あれだけ機動隊と戦い、あれだけ日本中の大学に「立て看板」を充満させた団塊世代の人たちの沈黙。
あの頃、「世の中を変えよう」と思っていたのは、本当に嘘だったかのように見えます。

多少の洒落があったにしても、あるいはトレンドだったにしても、デモに行った事がある人もおおいでしょう。なのに、今は寡黙。
団塊を近くで見てきた世代からすると、不可解です。
あの頃の情熱をもう一度世代として復活することは不可能でしょうか。
決して革命的思想を復活してヘルメットをかぶってくださいという訳ではありません。

ボランティアでも何でもいいと思いますが、社会に対しての大局からの発言をし始めたら どうでしょうか。勝手に文句を言っているのではなく、世代としてまとまった世論を作り出してはどうでしょうか。 求まっているように見えても実は個々バラバラな世代だとは思います。

しかし・・・。

少なくとも、後年、無気力世代を輩出した世代として、それくらいの責任はとってもいいのではないかと考えますが・・・。
傍から見ていて、ハイキングやゴルフなどでは決して満足されているようには思えなくてなりません。

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