…とは、「フジ三太郎」で有名な漫画家、サトウサンペイ氏がパソコンを買いに行くところから始めた入門書。内容はウインドウズ98の操作なので、今となっては古いかもしれない。今も入門書の類は多数あり、それなりに役には立つだろうが、これを凌ぐおもしろさをもったパソコン初心者向け書籍は、今なお現れていない。
これを見ている方は、すでにパソコンをお持ちだろうと思われるので、買うところからの入門書は不要と思われるが、「パソコンを知らない人向け」の目線で書かれているので、共感できる部分も、多いだろう。
このような入門書、一見書けそうなものだが、すでにパソコンというものを少しでも知ってしまった我々には、不可解で、謎めいて、なんだか恐ろしいものという、パソコンに対する印象、新鮮味がなくなっているので、頭では理解できていても、初めてパソコンが起動するときの感動というのが薄れてしまう。
そのあたりに、なかなか書けない理由があるのだろう。