定年生活.com トップ» 暮らす » もっと増えてほしい、樹木葬

もっと増えてほしい、樹木葬

2012/12/4  道子 さん

定年後の生活|お墓
跡継ぎとなる子どもが居ない我が家にとって心配なことのひとつと言えば、「お墓はどうするのか」ということです。これまでは私たちがお墓参りをしてきましたが、私たちの代以降となると、そういうわけにもいきません。お墓に遺骨を入れるまでの手続きは、事前に弁護士事務所やNPO団体等にお金を支払っておけばやってくれる可能性があるでしょうが、問題はそのあとです。

私たちが居なくなれば、お墓参りにいく人が途絶えることになるわけですから、いずれ手入れも何もない荒れ放題のお墓となってしまうことは目に見えている、そんな状態であることが気がかりでした。

そんな中、「樹木葬」なるものがあることを知りました。樹木葬とは、墓地として認められた山林等に遺骨を埋め、そこに苗木を植えるなどして、遺骨を自然に還しながら木を育てようというもののようです。

これはとてもいい方法だと思いました。宗派等は一切問わないようですし、高額の墓石代がかかることもないので割安ですし、山林の木々は自然の中で育つのですし、墓石ではありませんから手入れの必要もありません。特に、大きな木の下に大勢の遺骨を埋めるという共同墓地タイプの樹木葬に、非常に興味を持ちました。

しかし・・・いろいろ調べてみてがっかりしたことがひとつありました。

私たちが住んでいる県にはまだ、樹木葬を取り扱ってくれる寺院が存在していないのです。

確かに、樹木葬をやれる場所というのを新しく探すのも場所によっては大変でしょうし、それこそ「墓石がいらない」ということであれば、業界内での反発も大きいかもしれません。

ですが、私たち夫婦のように、今後のお墓の行く末を案じている人はきっと多いはず。樹木葬は絶対にニーズが高い埋葬法だと思うのです。

とにかくこれからは、私たちの県でも樹木葬を扱ってくれるところが出てこないかどうか、こまめにチェックしていきたいと思います。今、お墓に入っている遺骨も、所定の手続きをすれば樹木葬にできる可能性があるようなので、そうしたこともできればやりたいと考えています。夫のお墓の遺骨と、私の実家のお墓の遺骨。これらをすべて同じ場所に樹木葬で埋葬するようにしたいのです。

それぞれの両親や祖父母も一緒に、自然に還ることができるというのは、生命のサイクルという意味で考えても、非常に理想的な形なのではないかと思います。もっと樹木葬の知名度が上がって、取り扱ってくれる寺院が全国で増えてくれることを願いたいです。

また、できることであれば、寺院側で、跡継ぎのない人の埋葬手続き等もすべて代行してくれるサービスなどもつけてほしいものですね。樹木葬を希望する人の中には、やはり私たちのように子などの跡継ぎが居ない人も多いでしょうから、このサービスを前面に出せば、樹木葬の利用希望者はさらに増え、利用希望者が増えることで樹木葬実施の寺院も増える、というサイクルになる事を期待しているのですが、いかがでしょうか。

シニア向け特集記事

<お金や暮らしに関する特集>

 
老後の不安
(1)健康・お金  (2)働く  (3)過ごし方

老後の計画
(1)お金  (2)個人年金保険  (3)医療保険  (4)確定申告  (5)住宅ローン  (6)老人ホーム

老後の生活と年金
(1)把握編  (2)対応編  (3)独立編

定年後の生活費、どれくらい必要? / 退職時の貯蓄、どれくらい必要? /
年金生活・・・老後のお金について考える

定年後
エンジョイライフ / 貯金半減 / 月20万で楽々 / 無収入・一人暮らし /
健康オタク / 熟年離婚 / 熟年結婚 / 教育費貧乏

シニアの群像
(3)田舎暮らし  (4)海外暮らし  (5)野菜づくり  (6)写真展 

<働くことや仕事に関する特集>

元気で働く
64歳男性、看護 / 63歳女性、保育補助 / 58歳女性、クリーニング&パン

定年後
まだ働いています / 仕事がしたい  /  60歳からの働く /
会社に残れたものの / 早期退職か居座りか / 失業しています

定年後も働こう|定年後の独立開業 / シニア夫婦が自宅でしている仕事

シニアの群像
(1)異業種交流  (2)職探し  (7)独立開業

暮らすに関する特集・投稿リストへ
 

トップページに戻る



定年生活ではLINEのお友達を募集しています☆以下のQRコードからお友達登録をしていただきますと、LINEだけでのお役立ち情報をお届けします。
定年生活ではLINEのお友達を募集しています