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和室中心の生活に戻ってみた

2013/3/19  足腰鍛錬 さん

定年後の生活|和室
先日、数年ぶりに遊びに来た昔なじみの友人と会った。
久しぶりに出歩いて楽しい一日を過ごせたが、帰ってきたらとにかく足がだるかった。
さらに、次の日には軽い筋肉痛が足を襲った。

それほど歩いたわけでもないのに、これほどに疲れを感じて、筋肉痛にまでなるとは・・・ひょっとしたら自分の足腰は思った以上に弱っているかもしれないぞ、と思い、故・森光子さんが健康維持のためにやっていたというスクワットを毎日30回やって、足腰を少し鍛えようと思った。

ところが、だ。スクワット初日で、もう「30回はきつい」と足腰が悲鳴を上げ、次の日はももの部分が、ひどい筋肉痛になってしまった。これは無理だ、と、私は三日坊主どころか一日坊主でスクワットに挫折してしまった。森光子さんよりもはるかに少ない回数のはずなのに、情けないことこの上ない。

しかしこのまま何もしなければ、これからも足腰は衰えていくだろう、無理なく足腰を自然に鍛えるにはどうしたらいいか、と考えた時、「そういえば、自分の日々の生活は、足腰に楽をさせるばかりの生活ではなかったか」と思い立った。

昔、和室ばかりの家で過ごしていた時のように、「床に座ってそこから立ち、和式トイレにしゃがんで用を足す」というような、足腰を大きく動かすような日常動作がない、ということに気付いたのだ。

椅子に座っての食事、ベッドでの就寝、洋式トイレの使用、これらは確かに、とても楽でいい。だがその分、足腰を弱める原因にもなってしまっているのではないかと考えた。

そこで、妻に相談してみた。「足腰をこれ以上弱めないためにも、和室中心の生活をして、もっと足腰を使うようにしてみないか」と。
妻は「確かにあなたの足腰が弱くなったら、私も介護しなきゃいけなくなるから困るもんねえ」と苦笑いしながら賛同してくれた。

さっそく我が家に唯一ある和室を片付け、そこで食事や寝起きをする生活に変えてみた。どっしりと床に座った状態から立つ、という程度のことさえも、最初は「重い」と感じた。
今まで、いかに足腰を甘やかす生活をしていたか思い知らされたが、数日も経てば和室生活にも慣れ、まったく重さや面倒さは感じなくなってきた。

さらに私は、自分で足腰を自然に鍛える工夫として、「入浴時には風呂椅子を使わず、自分の足だけでしゃがんで体を洗う」という方法も試し始めた。これも最初のうちは、途中から風呂椅子に頼らないと足が持たなかったが、今では大丈夫だ。風呂の手すりにも、なるべく頼らないようにしている。

私たち日本人の生活は、本当にこの数十年で一気に、負担がかからない、楽な生活になったと思うが、それが知らず知らずのうちに体そのものを衰えさせてたのかもしれない、ということを実感した。

せっかく、毎日を仕事に追われず自由に過ごせる環境になったのだから、これからの余生はできるだけ、足腰が元気なままで長く過ごしたい。そのためにも今の和室中心の生活を、続けていきたいと思っている。

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