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床屋政談・今さら小沢一郎待望論

2013/4/9  時事放談 さん

定年後の生活|政治
自民党が大人気になっていますが、それは前の民主党がぼろぼろであった反動であることはいうまでもありません。
末期の民主党はほとんど空中分解の状態でしたね。なぜか、小沢一郎がいなかったからです。

民主党が政権を取ったのは2009年8月。衆議院議員選挙で308議席という圧倒的な議席数を獲得し、洋々たるスタートを切ったのですが、その後度重なるドタバタ劇で、議員がどんどん抜けていって、この体たらくとなったのですが、もともと民主党をここまで勝たせた、というか、まとめ上げたのは小沢一郎の豪腕があったからに他なりません。ばらばらになったのでもわかるように、民主党というのは烏合の衆。主義主張が全然違うのが集まって、一つの大きな勢力になっていたので、なんだかんだいってもそれをまとめていたのは小沢一郎先生でありました。

彼がいる限りはここまでひどい空中分解はなかったでしょうが、彼までも党を出たのでは、まとめ上げるものがいなくなってこうなるのは目に見えていました。
みんながてんでんばらばらのことを言って、野党ならともかく与党だからすぐ勝手に実行してしまったり、自民党に近い考えの人もいれば、ばりばりの左翼的な人もいるし、労働組合に近い人もいれば、中国寄り韓国寄りの人もいる、そういうのを曲がりなりにもまとめ上げて一つの党にした、それができたのは小沢一郎の存在があってこそ。彼にとっても、当時の民主党は彼が作り上げた一世一代の芸術作品だったのではないでしょうか。

世間的な評判は悪い人でしたが、それは政治家にとって側道にすぎません。政治家の王道を見据えていたのは彼以外にはいなかったのです。政治家の王道とは何か、数は力なり、ということですね。豪腕とか強面、とかいうのは全体をまとめるために必要な手法だったわけです。それを、小沢嫌いのマスコミや、民主党の幹部などが理解できなかった、というかわざと曲解した。彼は足を引っ張られて失脚してしまいます。直接には政治資金規正法ですが、その際、民主党内の誰も小沢を擁護しませんでした。むしろ、後先考えずにみんなで足を引っ張って小沢を引きずり下ろしたといった方が正しい。

かといって小沢以外に自分が党をまとめるという力のある人材はなく、自分の主義主張に則って勝手なことばかりしていた、幼児政党だったのです。大局的に先を読むこともできず、主義にこだわりすぎて、大きな流れを作ることもできず、小異を捨てることもできず、重箱の隅をちょこちょこやっていただけ。空中分解するのは当たり前なのです。

ことここに至っては、民主党はもはや復活の目はありません。可能性としては自民党の敵失を待つしかないのですが、敵失を経験した自民党にその隙があるとも思えません。
小沢先生も次の世代の政権党を新たに構築するには年齢的にどうかなという感じもありますが、このまま消えて行くにはあまりにも惜しい人材。捲土重来を待ちたい。

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