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一食いくら? 食事単価発表制度

2013/7/10  たらんちゅら さん

シニア|食事
アベノミクスで景気回復? と言われておりますが、「景気が良くなると物価が上がるから嫌だなぁ」と申す者がおります。
何を隠そう、私の家内です。
その言葉を聞いた時、思わず飲んでいたお茶を吹き出しそうになってしまいましたが、家内のいう事も否めなくはないかな? なんて思う事もあります。

家内は1食毎の単価を出すのが趣味で、食事の度に1人に掛かった食事の単価を自慢気に発表するのですが、昨日のカレーは「ジャカジヤカジヤカジャーン!本日のカレー、一皿58円でした!凄いでしょう?」との事でした。
肉は鶏肉でしたが、トマトの缶詰と黒ビールで作った物で、手前味噌のようで言い辛いのですがこれが非常に旨いんです。
因みに黒ビールは貰い物で、米や漬物などは単価に含まれているそうです。
 

この「食事単価発表制度」が我が家に導入されたのは、訳有って家内がパートをやめ専業主婦になった頃だったと思います。
二人でテレビを見ながら食事をしていると、1か月1万円で節約生活を送ると言う内容の番組が流れており、タレントが1食分の単価を発表していたのを見た時の事でした。
「これだ!」と言う顔をして家内がその時食べていた食事の単価をザッと割り出したのが始まりでした。

その時の食事の単価は高くもなく安くもない、と言った金額だったと思いますが、家の食事が幾らで作られているかなんて知りもしませんでしたので、新鮮に感じた事を覚えています。
それ以来、毎回発表される食事の単価がどんどん安くなっていくので、私も面白くなり黙って聞く事にしたのですが、妻の一喜一憂する姿もかなり見物でした。

食事の単価に始まり、電気代などの光熱費も毎月発表されるようになりました。
家内は「先月より何と!18円節約できました!ウフフ、幸せ」と喜んでいますが、「18円安くなって大助かりだっ!」と言う程、我が家は特別困難な生活を送っている訳ではありません。

家内の言葉には、毎回何かを発表した後必ず「幸せ」と言う言葉が続きます。
18円の幸せか、とも思うのですが、私は家内のココが凄い所なのではないか?と常々感心するのです。
景気が回復したとして何が大切かを考えると、それ以上を望まず感謝する事だな、と家内を見ていてそう思います。

まあ、私もガソリン代の単価くらいは気になりますので、数円でも安くなると喜びはしますが、食事単価でいちいち喜ぶチカラはとてもじゃないけどありません。
幸せを感じるチカラが家内より劣っているのかもしれませんが、年に一度発表される「本年度の節約による貯金額」には驚きと共に家内以上に大喜びしてしまいます。
現金なものだと我ながら自分にガッカリしますが、人間とはこう云うものかもしれません。

毎度毎度の食事単価発表制度は差して楽しい物ではありませんし、正直うんざりする事もあるのですが、大幅に下がった時などはちょっと嬉しくなる事もあります。ただ、さすがに毎食の発表は勘弁してほしいよな、と言うのが本音であります。

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