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納屋で出会った懐かしの品々

2013/10/9  ちかいの魔球 さん

懐かしい本

実家にあった納屋を取り壊すことになったため、納屋の大掃除をしていたら、そのほとんどはガラクタだったが、中には実に懐かしい物もあった。

夢中になって集めていためんこ。
妹が使っていたであろう、セルロイド製の筆箱。
同じくセルロイド製の、私がおもちゃや用具入れとして愛用していた箱。
もうすっかり全体が錆びだらけになってしまった三輪車。

そして、かつて読んでいた少年漫画雑誌の束。

すべてを捨ててしまうのはもったいなく思い、気に入った柄のめんこ数枚と妹の筆箱、私のセルロイド箱、そして漫画雑誌の束も一束、自宅へと持って帰った。三輪車も持って帰りたいと思ったが、さすがに、置き場がない、と妻に反対されてしまったため、持ち帰りは断念し、何枚か写真を撮って、記憶に残すという形で妥協した。

持ち帰ったもののうち、めんこはあえて額に入れて壁に飾ってみた。今の絵にはない風合いが、なかなか和室に似合って面白い。

箱については、とりあえず私の小物を入れるのに使うことにした。
筆箱はもちろん、後日妹に渡すつもりである。

そして何といっても、一番楽しみなのが漫画だ。この漫画本を開くのは何十年振りであろう。内容など、とうの昔に忘れてしまったため、また新鮮な感覚で読めるのではないかと、昔の子供時代の時のようにわくわくした気持ちになった。

漫画雑誌は何度も湿気を吸ったような、紙が波打つようにゆがんだ状態であったため、ダニ対策として虫干しをしっかりとおこなった。そして今、自室でその漫画を少しずつ読んでいる。本閉じ部分の接着剤がはがれてしまっている部分もあるが、読むこと自体には問題ない。

私たちの世代の漫画雑誌というのは、それはもう今から見れば下手な絵が多いし、本そのものもかなり薄っぺらいものだった。だが、話の中身そのものにはやはりその時代ならではの味がある。まず、内容が大変分かりやすい。しかも、内容が分かりやすいといっても、内容が単純、単調というわけでもない。今の漫画にはあまり見られないであろう、家族を題材にした人情ものの漫画も多く、大人の時代さえ過ぎたこの時代に見ても、考えさせられるもの、納得させられるものがあるのだ。

ああ、こんな言葉があったなあ、当時、これを夢中になって読んでいたなあ、などと、当時を懐かしく思い出しながらページを進めていくひと時が、今の私にとって、何よりも充実した余暇の過ごし方である。
この年齢になって漫画ばかり読んで、妻に呆れられるかと思ったが何のことはない、私が読んでいる時は、たいてい妻も隣で私と同じように漫画を読んでいる。しかも、妻も昔の漫画を意外と気に入っているようだ。

古い納屋から出てきた、思わぬ思い出の品。しばらくはこの品に、老後の時間を充実させる手伝いをしてもらおう、と思っている。

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