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お茶の道にふれて

2011/6/25  ひろあき さん

定年後の生活|茶道定年を迎え仕事も辞め、この頃は家内と行動する事が多くなりました。共に同じ趣味を持とうとスイミングスクール、登山やテニスなど色々手をつけましたがすぐ飽きてしまうのが私の欠点です。
運命的な趣味と出会うきっかけは、家内の同い年の茶道教室の先生から電話が掛かって来た事です。もうすぐ茶道教室がリニューアルするのでリニューアルパーティーに参加して欲しいと促されたのが始まりです。美味しいお茶が出るのなら飲みに行こうと気軽に考えていたので大した趣味にはならないと思っていました。もしや、この「茶道」が人生をうまく生かす趣味になるとは思っても居ませんでした。「60の手習い」とよく言いますが今考えると不思議に思えて仕方ありません。
   
会場に行くと小学校低学年の子が緑の着物に身をまとい一生懸命にお茶を立てる姿に私たち夫婦を含め見物者は圧倒されました。
なんと子供に躾けをし茶道も教えるという女性のパワーはささすがだなと思いました。茶道としての立ち居振る舞いから上品な言葉使いまで教えるというのですから両働きの家庭には大人気です。茶道教室の先生の同い年とは到底思えない活き活きとした生き方に惚れてしまったのです。

後日、もう一度茶道教室に足を運びました。すると「以前から奥さんから聞いてます。さあお茶を立ててください。」畳に胡坐を掻きお茶を立てようとすると叱られたのです。「畳の上では正座をして下さいね。」厳しい指摘に耐え、何度も「お茶は音を立てないで下さい」と茶道の基本を叩き込まれ、フラフラになって家路に就きました。
「ああ疲れた」家に帰って来るなり開口一番にこの言葉を吐く。「あなたのもの好きには付き合えないわ。まあ今回も前途多難だな」と鼻で笑われた事で余計にやる気が盛んになり、意地でも辞めないで頑張りました。
   
あれから半年、茶筅を使う手さばきも様になりました。お茶を立てた時の泡も粗いもなからきめ細かな泡に。この頃は褒められる事も多くなり、なんと私も着物を新調する事となりました。色はまさしく玉露のような色調の着物を身にまとう事で心機一転、何故か自分が凛々しく見えます。シニア世代の体は随分老いましたが心はいまだに青年のような気がします。定年を過ぎお茶の道を目指そうとする私の姿を家内は今でも見守ってくれています。

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