「男はつらいよ」は本当におもしろいか?
2021/8/6 寅太郎 さん松竹映画の「男はつらいよ」は伝説的名作との評価が高い。主演の渥美清はフーテンの寅として一世を風靡し、ほとんどそれ以外の役はできなくなったほど。彼が死んで15年をすぎるが、いまだに高い人気を博しています。
しかし、「男はつらいよ」は本当におもしろいか?今でもレンタル店には寅さんが並んでいる
「それを言っちゃあ、おしまいだよ」という声が天国から聞こえてきそうですが、あえて言っちゃいます。男はつらいよはほとんどおもしろくない。
もちろんギネスに載るほど48本も作られれば、中にはおもしろいものもあります。本質的には第一作で完結しているという声もありますし、見返したわけではありませんが、第5作くらいまでは寅が跳んだりはねたりで切れがあっておもしろい。でも、その他のシリーズ作品はたいしておもしろいものではありません。ワンパターン、切れもない、盛り上がりもない。言っちゃ悪いが偉大なるマンネリといっても過言ではありません。世間で評価されているほど、たいしたものではないのです。寅さんのファンの人から意志投げられそうですが。
偉そうに言いますが、実は私、リアルタイムで結構寅さんを見ているのです。
寅さんは相当長い間、お盆と年末の年2作公開でした。ずっと後に渥美清の体調が悪くなると共に年1本になったように記憶しています。ある意味、盆と正月の風物詩。寅さんが公開されていた頃は、映画というのは2本立てが普通。寅さんがA面ならもう一本はB面で、だからB級映画というのらしいですけど、2本立てだから、全部見れば4時間はたっぷりかかって、1日つぶせる。場末の映画館では3本立てというのもあって、金がなくてひまだけがある若い映画マニアはどっぷりとこういう映画館に入り浸っていたものです。もちろんレンタルビデオなんかない頃のお話。
オールナイトもよく行ったものです。記憶に残っているのは、高田馬場の駅前の映画館で、「仁義なき戦い」5本立てというのがあって、夜の10時くらいから朝の6時頃まで。延々とやくざの抗争を見せつけられて、さすがにこれは食傷した記憶があります。当時の映画ファンは体力がなければ務まらなかったものです。
寅さんの話ですが、寅さん映画そのものは大しておもしろくなくても、その添え物の映画の方がおもしろかったりするのです。ついでに寅さんを見る、というのが当時の映画ファンの行動原理でした。
当時どんなのをを見たのか、今となってはデータがなくて記憶していないのですが、結構おもしろいのが多かったのは覚えてます。後の松竹の看板になった「釣りばか日誌」ももともとは寅さんの添え物だったし、名作の誉れ高い「神様の暮れた赤ん坊」なんかもそうでしょ。添え物だから、作る側もプレッシャーなく気楽に作っていたから、肩の力が抜けておもしろいものができてたりするもの。いずれこういう添え物映画のデータを探し出してみたいと思っているのですが。
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(文責:定年生活読者 PN寅さん)
初稿:2012年1月7日の記事に、加筆・修正をしています。シニア向け特集記事
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