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思いやりの貼り紙

2012/2/29  ハルンケア さん

定年後の生活|尿もれ我が家の台所には、夫が書いた「毎日必ず元栓確認」という貼り紙が貼ってあります。私はこの貼り紙を、心の中で「思いやりの貼り紙」と呼んでいます。どうしてそんな呼び方をしているのかというと、この貼り紙は本当はガスの元栓確認のためにあるのではなく、夫が私の体のコンプレックスを解消するために作ってくれたものだからです。

実は私は、1年ほど前から尿もれに悩んでいました。くしゃみをした際に尿がもれる、というのが当たり前の状態になってしまったのです。
このことは私にとってとてもショックでした。夫が定年を迎えて、今まで忙しかった分、定年後は国内あちこちに旅行に行こう、と話していたのですが、尿もれをしてしまう状態では、そのことが気になって旅行もできないのでは・・・と。尿もれ用のパッド等を使うにしても、どうしても温泉などの着替えでは気になってしまいますし。

夫の定年後の生活、二人で楽しむのはさあこれから、という時に尿もれになるなんて。すっかり落ち込んでしまいました。

尿もれになってしまったことについては、夫にも恥ずかしくてしばらく話せませんでした。しかし、落ち込んでいる私を心配した夫に理由を聞かれて、そこで思い切って話したのです。すると夫は「筋肉を鍛えることはできるらしいぞ」と言い出しました。

本当なの、とネットで調べて見ると、確かに、尿道を締める筋肉を鍛えれば、尿もれが大幅に改善されることも多いのだとか。筋肉の鍛え方については難しいこともいろいろ書かれていましたが、要するに「排尿を途中で止めるような意識」で、尿道の出口を締めるような運動をすればいいのだそうです。

この運動で、早い人ならほんの1~2ヶ月でも尿もれ症状の改善が見られた、ということを知って、さっそく私も毎日やってみることにしました・・・が、これが続かなかったのです。三日坊主とかそういうことではなく、「この運動をしなきゃいけない、ということそのものを忘れてしまう」という状態だったのですね。せっかく尿もれ改善のための運動が見つかったのに、その実践に抜けが何度も生じてしまう、これじゃとても効果なんて見込めない、とまたまた落ち込みました。

そこで夫が考えてくれたのが、台所の「毎日必ず元栓確認」の貼り紙だったのです。元栓=尿道の出口だと思えば、これを見れば運動しなければいけないことを思い出せるだろう、それにこの書き方なら台所に貼っても何も不自然じゃない、と。

なるほど! と思いました。そしてこんな方法を考えてくれた夫にとても感謝しました。一日何度も台所に立つ私にとって、この貼り紙の効果は絶大です。おかげでこの貼り紙を貼ってからは毎日、運動を忘れることなく続けられています。運動の効果も徐々に出てきたのか、くしゃみ時の尿もれが「毎回」から「時々」に変わりつつあります。もう少ししっかりと引き締めて、早く気軽に旅行に行ける状態になりたいと思っています。

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