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眠りの悩み

2012/3/12  ヒルティ さん

眠れぬ夜のために比較的多くのシニア世代が訴える悩みのひとつに「眠れない」不安があります。

仕事をしていたころ、あるいは家族の身のまわりの世話をあれこれ気ぜわしくやっていたころ、夜になればもうふとんに入ったとたんすぐに寝ついたのが、嘘のように眠れなくなった、というものです。
睡眠時間がなかなか取れずに睡眠不足になるのならまだしも、時間に追われる生活をしていないのに、つまり「眠る時間は十分あるのに」睡眠が安定しないというのは後ろめたいような気さえするものです。

たいていの場合、眠れないことがストレスになって悪循環を引き起こし、結局「軽めの眠剤」を服用しはじめることがままあります。
私の場合は入院生活がきっかけでした。
あの空調のきいた四角白い部屋のベッドにいると、時間的な感覚はもちろん生活感覚さえ忘れてしまいます。
眠くなった時に寝るという生活をしているうちに、昼夜がすっかり逆転し、そのうち自分が一日どのくらい寝ているのかすらわからず、夜がむしょうに長く感じられるようになりました。まんじりともせず、明け方を待つ時の焦り。
ヒツジはとっくに去り、ラジオの深夜放送の説法を聞こうが、冗漫なクラシック音楽を聴こうが、小難しい経済本を読もうが、眠くならないのです。
一転、日が高い真昼間になると今度はうつらうつらと眠くなり、食事のチャイムがなるまで眠り込んでいることもありました。

家内によると、いつ寝ようとある程度の睡眠を確保しているのなら大丈夫、気にしすぎると良くないといいます。
いや、そうじゃなくて私は夜眠りたいんだといっても退院すれば自然に治るととりあってくれません。
その1週間後には眠剤を飲むようになり、退院した後もしばらくその悩みは続きました。

そんな私があっさり眠剤を手放すことができたのは、意外に簡単なことでした。
分析好きな私は導眠パターンをいくつか試しました。
その中から効果のあったものをいくつかご紹介しましょう。

1)夕食に酒を飲む
ま、これはちょっとした気晴らしです。飲むと気分が良くなります。睡眠にはリラックスが一番。女性で、アルコールを飲む習慣がない方も、養命酒なんかどうでしょう。少量ですし滋養と美容にもいいですからね。

2) 足元を温める
電気毛布のように全体を温めるよりも、足元だけを温めるほうが眠りやすいです。足がじいんと温かくなってくると眠りの波が頭のほうに上ってくるのがよくわかります。

3) 電気をつけたまま寝る
これはエコではないので、できるだけ奥さんもしくはだんなさんに自分が寝たあと消してもらうよう頼んでください。
電気を消すと、寝なくてはというプレッシャーがかかります。
寝なきゃ寝ないでいいんだというぐらいの気持ちでいると、自然に眠れます。

退院後、およそ1ヶ月で睡眠リズムは元に戻りましたが、眠る時間があるのに眠れないのは、忙しくて眠れないのと同じくらい、いやそれ以上につらいことを実感しました。

薬に頼ってしまう前に、いろんな導眠法をためしてみてはいかがでしょう。

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