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連載・つれづれ音楽生活・第一回

2008/5/1 
定年後のシニア世代の楽しみは定年生活.comで探そう
定年生活.com連載つれづれ音楽生活
みなさん、はじめまして。これから約半年間にわたって「音楽生活」の連載を担当させて頂きます。職業はミュージシャン。今年で職歴27年を迎えます。担当はピアノ(キーボード)、主にライブステージのバックバンドやレコーディングなどに参加しています。最近では、皆さんの大好きなカラオケ音楽の制作なんかもやったりしています。(寄る年波、遠ざかるステージ・・・涙)その他、詳しい事は下記にあるプロフィールをご参照ください。
つれづれ音楽生活
相澤公夫プロフィール写真 相澤 公夫(あいざわきみお)

長年にわたり、日本の音楽シーンにおいて活躍。その演奏は、数多の歌手や音楽家が絶大な信頼を寄せる。これまでに携わった歌手やアーティストは、つのだ☆ひろ、杉山清貴、柳ジョージ、リンドバーグ、中村あゆみ、永井真理子、田原俊彦、江口洋介、鈴木雅之、永作博美、石嶺聡子、 CRAZE、石岡美紀、久宝留理子、大黒摩季、nana、松浦亜弥など多数。orange collar所属

 

さて、記念すべき第一回目の内容ですが、今回はレコードについて徒然なるまま(!?)に書いてみたいと思います。まずは、質問!!

 

『みなさんは音楽、何で聴いていますか?』

 

「何」とは再生機器の事です。CDとかMDとか。最近流行のiPodに代表されるようなPC連動携帯プレーヤーなんて、洒落た御仁もおられるのでは?僕自身は、仕事も生活上もCDかパソコンで音を聴く事が多いのですが、ここ一番の『いいちこ&スルメ』の”ゆるりタイム”には、のんびりレコードに針を落としています。(笑)それにしても、レコードってイイですよね。まず、あの大きさが愛しい。音楽に目覚めさせてもらった頃の僕の大好きなレコード。ジャケットのデザインがカッコ良くて、あの大きさがホント嬉しい。
定年生活.comピンクフロイド
写真1
定年生活.comクリムゾン
写真2
定年生活.comタルカス
写真3
定年生活.comヘッドハンターズ
写真4
いきなり例、ですがロックのアルバムだと「ピンクフロイド」のふりかえり顔の牛(写真1)だとか、「キングクリムゾン」のムンクの叫びみたいな芋虫顔(写真2)のとか。「ELP」のタルカスの変なネズミ顔戦車みたいの(写真3)とか。個人的にプログレッシブ・ロック系が多いかも。ジャズ&ファンクの時の「ハービーハンコック」のメーター型クワガタ顔のやつ(写真4)とかも。なんだか顔説ばっかり&知らない方には全く意味不明ですみません。しかもアルバム名割愛。とにかくあのアート的世界?がとっても楽しい。”誰がデザインしているのだろう?”なんて眺めながら、音楽鑑賞に浸るのも、またオツなものです。

 

それにしても、レコードって今聴くと、片面がものすごく短いですよね。「あれ?もう終わり?」なんて”よっこらしょ”で引っくり返すのが、これまた楽しい。そして、肝心の音について。これがまた大好きなのです。僕の音響機器変遷歴ですけど、小学低学年時(昭和40年くらいかな)の「蓄音機」以来(箱形レコードプレーヤーで当時ポータブル何とかって名だったか?)→「リール式テープレコーダー」→「家具調ステレオ」→「カセット」→「ミニコンポ」→「CD、MDプレーヤー」→「パソコン」といった感じです。テープレコーダーは初めて自分の好きなものが録音できたので嬉しかったなぁ・・・。テレビの前にマイクをおいて、「ザ・タイガース」や「テンプターズ」なんか録音しましたね。(みなさんの中にも、やったことある人がいるのでは!?)

 

そんな訳で、僕にとってはレコード的アナログな音が体に馴染んでいるんでしょうね。音が太いとゆうか。高音域も僕にはシャカシャカうるさい位聴こえてくるし。(単に針の擦れる音だったりして?)スピーカーのウーファーはバクバク、心臓がドクドク、腹の底からの気持ちがこみ上げてくる、本当にリアルで生生しい音です。一方、比較してみるとすればCDに代表されるデジタル録音モノ。ノイズもなくとっても奇麗。上品で、例えるなら「すごく丁寧にラッピングされた千疋屋のメロンかな。」(見た事もないけど)。あと不思議なのはパソコン。好きな曲を例えばパソコンに取り込むと何故か「別れても〜好きな人♪」状態に感じてしまいます。音が遠いというか・・・、ボリューム上げても、こっちになかなか来てくれない感覚がしますね。

 

そういえば、以前TVで『10代〜70代の人の高音聴き取り能力の差』という実験番組をやっていました。当然年齢が上がるにつれ、高い音が聴こえづらくなっていくのですが、TV視聴者も実験できるということで、僕もやってみたら・・・本年50歳になります私、『お耳』は60代でした。(ミュージシャンなのにいいのだろうか?)それよりも、驚いたのは10代の方々。僕にはまるっきり聴こえない高音が、彼等には聞こえているようです。まるで宇宙人です。(・・・と同時にちょっとショック。。)最近流行のMP3ダウンロード音楽も、若い人々は、僕の聴けない「めくるめく音質」で楽しんでいるのではなかろうか?・・・なんて考えてしまい、ちょっと羨ましい。

 

まあ、何はともあれ、何で聴こうとも音楽は楽しめればいいです。ただレコード歴あり、現在、ご無沙汰中のみなさんには、是非とも、『レコード鑑賞会』の開催をお勧めしたく思います。あらためて聞くと、すばらしい音質の他に、キラリと光る思い出も蘇り、楽しいこと間違いなしです!