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ボーナスをきっかけに家計を見直そう~ボーナス依存家計から脱却しよう

2021/12/31 

日本企業に勤めている場合、日ごろ受け取る給料とは別にボーナス(賞与)を含めて年収を計算する方法が主流かと思います。しかし、現在の新型コロナウイルスやリーマンショっクに加え、東日本大震災の様な大きな自然災害が頻発する我が国では予期せぬ出来事で企業の経営状態が脅かされることが起こりえます。

特にボーナスが企業の業績と連動する場合、企業の経営状態が悪化すれば、ボーナスの支給も当然に減ってしまいます。ボーナスの削減ということは当然に起こりうるわけで、ボーナスが満額出ることを家計を組み立てることは大きなリスクと言えるでしょう。

今回はボーナスを支給されたときに考えたい、「ボーナス依存家計」の改善を通してコロナ禍を乗り切る方法を考えたいと思います。

ボーナス依存家計とは?

 そもそもボーナス依存家計とはどんな状態でしょうか?まず、ボーナス依存家計は2種類あります。
 一つははボーナス払いを利用した買い物です。住宅ローンやクレジット払いにはボーナス払いという支払方法があります。これはボーナスの支払いを前提に組み立てた支払方法です。
 従って、ボーナスの支払いが止まるとその瞬間に支払いが行き詰まることにもなります。

 そう考えてみるとボーナス払いを利用したボーナスに依存した家計はリスクが高いともいえます。

 しかし、それ以上に危険なのが毎月のお給料では生活費が足りず、ボーナスで補填するタイプです。これは明らかに危険と言えます。毎月の家計が常に赤字ですからもしボーナスが支給されなくなった瞬間、家計は破綻することになります。

 この様なケースでは最悪、生活費をどこからか借り入れてこないと生活そのものが維持できないということにもなります 
 ではどうするべきでしょうか?

対応策1:まずはボーナス払いを止める

 ボーナス依存家計に陥っているのであれば毎月の収入でかけいをやりくりが出来るような状態に戻すことが第1歩目の目標です。ボーナス払いを利用した買い物はしないことは当然ですが、住宅ローンにボーナス払いが組み込まれているのであれば、この際、見直しましょう。
 保険料や税金をボーナス払いするのも止めたほうが良いでしょう。ボーナスで生活費を補填しているのであれば、お金の使い道を見直すようにしましょう。

 ボーナスはないものを前提に毎月の収入でやりくりできるように家計を見直しましょう。

 そのためには、収入に見合った生活にシフトする必要があります。外食の削減、レジャーの中止のみならず、食品ロスの削減や携帯電話代金の見直しに至るまで、ポイントは多くあります。

対応策2:ボーナスでリセットする

 現状がボーナス依存家計の場合、一旦その状態を元に戻す必要があります。
 そこでボーナスが支給されたタイミングで家計をリセットしましょう。ここでいうリセットとは、毎月の収入でやりくりできる家計に切り替えることです。数年かかるかもしれませんが、新しい生活スタイルが普通の生活にスタイルになると、「お金が貯まりやすい家計」になります。

 ボーナスがあるうちにボーナスに依存しない家計の土台を作る。コロナ禍の時代だからこそ、こうしたやりくりの術を身に着けましょう。

(文責:定年生活編集部)