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年金生活・・・老後のお金について考える

2012/10/22 

シニアにとって年金の支給額が減らされていく今後、お金の必要性はいうまでもありませんが、難しいのは限られたお金をいかに効率的に使うか、ということでしょう。
いくつかの視点から老後のお金について考えてみました。

現金か保険か

日常生活の費用は「現金」でしか賄えませんが、「何かあったとき」のお金を過大に心配していませんか
「何かあったとき」の具体的な内容はおそらく「病気になったとき」でしょう。病気で手術したら、入院したら、そんな場合の費用が心配のタネです。
確かに医療費は医療技術が進むにつれて高額になってきています。
定年後の生活費|医療保険
ただ、そのために預貯金を取っておかなくては、と考えるよりも保険に加入する方がずっと安く済みます
TVのコマーシャルのように、「もう年だから」と保険をあきらめずに、もうじき定年、というときこそ加入どきです。

もしかして子どもが小さかった時の「死亡時の手厚い保障」がそのままになっていませんか?
シニア世代に必要なのは、死亡時よりも病気になった時の医療保険です
今はシニア世代をターゲットにした医療保険がたくさん出ていますから、いくつか見積りをとり、内容と金額を比較して加入しましょう。

疾病時の費用を保険でカバーできれば、「もしものための医療費」をとっておかなくてはという心配が確実に軽減され、それは預貯金の使い方に直接的に影響するでしょう。

預貯金からどのくらい生活費に補填するか?

年金生活に預貯金をどう効率的に使うかと考えるときに、一番の問題となるのは年金生活がいったいどのくらい続くかがわからないことです。
あらかじめわかっているのであれば、月々どれくらい使えるな、という試算が可能ですがそうはいきません。
定年後の生活費
厚生年金の場合、月額平均受給額はおよそ15~16万円(40年勤続の元会社員男性)。
奥さんは短期間パート勤務をしていたことがある、という場合ですとそれが加算されて世帯収入は約18~19万円くらいでしょう。

ふたり暮らしであれば生活のごく基本部分、食費・水道光熱費・通信費・ガソリン代(交通費)・生活雑貨・交際費・医療費・教養娯楽・介護保険料・健康保険料・保険料・・・・・・他に、固定資産税、住民税などはなんとか15万円ぐらいでほぼ賄えると考えられます。

ということは、地域にもよりますが持家でローンなしの場合であれば、18万円での生活はまずまず問題なく、預貯金からの補填は原則必要ありません。

ですが、冠婚葬祭・車の買替え・住宅関係(家具・家電製品・修繕)などや金額が大きい旅行などは別途支出になりますのでそれらは預貯金から、と考えます。
それに、まだローンが残っていたり、子どもへの仕送りや孫の学費負担などをしなければならないのであれば、事情は変わってきます。

生活費プラスいくら必要かを試算すれば、ある程度のシミュレーションはできます。
定年生活とはいえライフスタイルは60代と80代ではずいぶん違いますし、その間に夫婦のどちらかが亡くなれば年金支給額も変わってきます。

ローンを早めに返済するとどのくらい違うのか、車はいつまで乗るのかなどをあらかじめ調べるなり決めておくと「なんとなく」年金生活に突入して困った、という事態は避けることができます。

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預貯金口座は金庫がわり

老後の生活|お金
なんのことだろう? と思われる方もいるかもしれません。
ご家族を見おくったことがある方は経験がおありになるかと思いますが、亡くなった人の口座をどうにかする、という手続きは非常に煩雑です。
よく「死亡届を出す前に」貯金をおろさないとたいへんなことになる、という話を聞きますが、あながちウソではありません。
亡くなった人の口座が凍結されてしまった後だと、それを解除する手続きにひと月近くかかります。

高利回りで利子を当てにするのでなければ、預貯金口座は金庫がわり程度の役割をすれば十分でしょう。
シニアにとっては「まさかのとき」にお金を比較的容易に引き出せることが大切で、かといってタンス預金では盗難や火災が心配ですから、そのために普通口座を利用するのです。
カードさえあれば引出しが可能ですからね。

特にご主人の年金をメインに生活しているご夫人は、ご主人が亡くなられた場合、結果的に保険がおりるとしても、葬儀などの「物入り」を立て替える必要があり、さらに年金受給の変更手続きが完了するまでの生活費を一時的に貯金を切り崩すことで賄わなければならないことがあります。
そんなときのためにも、預貯金口座は普通口座が便利だといえます。

さらにひとつ付け加えるならば、ある程度の年齢(80歳近く)になったら、相当な資産でない限り、預貯金はひとつにまとめておくことをおすすめします。

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