快適で、旅にふさわしい靴選び

靴が原因でせっかくの旅行が台なしになるのはとても残念です。
新しい靴を「慣らし履き」したにもかかわらず、靴擦れができたり、小指が痛くなったりして、やむをえず旅先で靴を買い換えるなんてことも。

原因のひとつとして、旅行のあいだは普段に比べて靴を履いている時間が長いことがあげられるでしょう。
朝から夕方までずっと靴を履いたきりで、あちこち歩けば足への負担も相当なもの。

快適で、かつ旅にふさわしい靴選びにはいくつかポイントがあります。

自分の足にフィットするかどうか

体重の増減や身長の縮み!? 　は見た目ですぐわかりますが、自分の足のサイズとなると大人になってしまえば生涯変わらないものと思っている人は多いと思います。

長い間の習慣で外反母趾になったり内（外）反足がひどくなったりすれば、足全体の形が変わったということで、それはサイズの変化を意味しています。

仕事をやめたりして家にいる時間が長くなり、靴をはかなくなると足は大きくなる傾向にあります。

普段スニーカーばかり履くようになった人が時々ビジネスシューズやパンプスを履こうとするとキツく感じるのもよくあることです。

新しい靴を買うときは、まずは思い込みを捨て、実際に履いてみることが何より大切です。

サイズが23.5だと決めてかからずに、23.0や24.0も履いてみる。

甲の部分の幅や高さはどうか、つま先はきつくないか、などフィッティングでしっかり確かめましょう。

ソール（靴底）・かかとの材質と構造をチェック

足が痛くなる理由のひとつは、足を地面につけたときの反動がまともに響いてしまうことです。

歩けば歩くほどダメージは強くなり、かかとの痛みから始まってしまいには足全体が痛くなることもあるほどです。

バスの移動中などにこっそり靴を脱いで開放しても、靴を履くと再び痛みに襲われます。

そうならないためには、ソールの素材がやわらかいもの（ゴム製）や、かかとに衝撃吸収素材が入っているもの、あるいは靴の内側にクッションが付いているものなどを選びましょう。

（検索ワード：月星らくらくシューズ）

ソールが薄いものは軽いのですが、長時間の歩行で足裏が痛くなることが多いので程よい厚さが必要です。

また、歩くとコツコツ音がするタイプの靴はソールが硬い材質のものなので避けたほうが無難でしょう。

ウォーキングシューズはたいていそういった素材を使っているので大丈夫ですが、女性のばあい服装に合わせて少しヒールのある靴を選びたい時もあるかと思います。

そんな時は、ヒール部分がウェッジタイプのものを選びましょう。

（検索ワード：ドゥクラッセ）

ウェッジヒールは、ヒール部分がかかとだけではなく靴底全体にあるタイプのもので、安定感に優れています。

滑り止め（アンチスリップタイプ）になっているものも多く、歩きやすさとともに美しさも十分です。

重さと着脱

シニアになるとどうしても足の筋力が弱ってくるのは仕方がありません。

キリッとした革靴はおしゃれを引き立てますが、なにしろ重いのが難点。

よく歩く旅行にはできるだけ軽く柔らかい素材の靴を選びましょう。

また、着脱が簡単であるかどうかも靴選びのポイント。

スリッポン式の靴は脱ぎ履きが容易ですが、慣れてくると全体的に靴が緩む傾向があります。

しっかり歩くためには足と靴が密着しなくてはなりませんから、スリッポン式よりはベルクロ（マジックテープ）やストラップなどがあったほうが良いでしょう。

最後に、靴を探して何軒も靴屋を探したり、あるいはネットサーフィンを続ける労力を考えると、足にフィットする気に入った靴を見つけたらそれを常に買替えるようにすれば、靴選びの煩わしさから開放されます。

知人でいつもミズノ靴を履いている方がいますが、履き心地満点でデザインも気に入っており、手放せないそうです。

（検索ワード：ミズノフリーウォーク）

そんな靴に出会えると良いですね！

しっかり歩いて、快適で楽しい旅を。

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