相続連続小説「あいつづく」 【第4話】
2016/4/15相続連続小説「あいつづく」
夏子ヘミング【第4話】
母さよの四十九日の法要を終えた繁田家の三人の相続人が祖師谷の角田司法書士事務所のテーブルを囲んで座っていた。これから遺産分割協議が行われるのだ。本来、遺産分割協議は相続人同士の自由な話し合いによって決めることが出来る。出来上がった遺産分割協議書に判を押すだけ、という円満な協議もあるだろう。
しかし、繁田家では実家の土地建物を相続したい次男の光男に対し、長男の達郎、長女の美津子がそれぞれ三分の一の権利を主張しており、兄弟だけで話し合ってもまとまらないと踏んだ光男が司法書士の角田に進行役をお願いすることを提案したのだ。
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