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本棚と向き合ってみる

2016/7/25 

 
こんにちは。
心地よい空間でクオリティの高い暮らしをご提案する
マスターライフオーガナイザーの後藤邦江です。

家の中を片づけるヒントをお伝えしておりますが
今回は「本棚」との向き合い方についてです。

手放せないモノTOP3に、必ずランクインするのが本です。
①まだ読んでいない
②またいつか読むかもしれない
③高かった
④こんなに読んだ(集めた)自分はすごい
⑤手放す方法が分からない
知識、情報を得るためのモノであるとともに、愛着や思い出などの感情を揺さぶられるモノ、また人によっては、生きてきた功績や自分の存在そのものを示す逸品でもあるからです。

「本を捨てるなんて考えられない!」
「本に囲まれていると幸せ!」
「本に埋もれてしまってもいい!」
そんな想いをお持ちのかたは、たくさんいらっしゃると思います。

作家/故・内藤陳氏の本棚 ダイヤモンド社「本棚が見たい!」川本武著より抜粋
作家/故・内藤陳氏の本棚 ダイヤモンド社「本棚が見たい!」川本武著より抜粋

しかし、本当に埋もれてしまっては大変!
本が増えれば増えるほど、収納部分が大きくなっていくわけではないので
定期的に見直しをする必要があります。
この場合も、次の工程で進めます。
①全部出す
②分ける
③(必要なモノを)選び取る
④収める

 
 
①全部出す
①全部出す
(C)2016 Original Comfort All Right Reserved

本棚に入っているモノを全て出します。
同じ本を2冊以上持っていたり、(いただきものの)まったく興味のない本も出てきます。

 
②分ける
②分ける
(C)2016 Original Comfort All Right Reserved

本をひとつの情報ととらえるなら、新鮮さは必須です。
目安として半年という区切りをつけてみましょう。
 
      【今から半年以内に購入】[表1]          【今より半年以前に購入】[表2]

 
③(必要なモノを)選び取る
②の工程で分けたモノから、本棚にもどすモノを選び取ります。
やはり、ご自身が必要だと思う本、見るだけでテンションが上がる本を手元にもどしましょう。
[表1][表2]の場合は、下記の通りになります。

 
      【今から半年以内に購入】[表1]          【今より半年以前に購入】[表2]
21803_05
再検討の場合は、別に保管BOXをつくり再度半年後に見直しましょうね。

 
④収める
なるべく、もともとあった本棚に収まる量を③の工程で選び取り収めていきます。
機能的にしたいなら、本のジャンル別に収めてみると良いですね。
見た目を優先したいなら、本の高さ別に収めてみるとスッキリします。
21803_06
キュレーションWEBマガジン「iemo」より抜粋 https://iemo.jp/17449

 
最後に、手放すことについてですが。
まとまった量になると、手放す作業にも時間と労力がかかります。
21803_07
(C)2016 Original Comfort All Right Reserved

なので、定期的に見直していただきたいのです。

 
なにも「手放す=捨てる」だけではありません。
・リユースショップへ売る
・譲る
・寄付する
手放すことに変わりはないのですが、次のお役目がある手放し方です。

 
また、不要になった本が支援活動につながるプロジェクトも多数あります。
BOOK FOR JAPAN
http://www.booksforjapan.jp/action/

ほんのかけはし
http://www.kamonohashi-project.net/book/

Japan Heart
http://www.japanheart.org/support/donate/book/

 
この機会に
あなたにとって本当に必要な情報である
あなたの心を豊かにしてくれる内容である
そんな本を選び取ってみてはいかがでしょうか。

 

 
 
■■■ 著者プロフィール ■■■

マスターライフオーガナイザー:後藤邦江(ごとうくにえ)

アメリカ発の思考と空間の整理術「ライフオーガナイズ」の考え方にそって、お客様のご要望に笑顔で応える。

「片づけは生き方にそって」と提唱し、捨てられない気持ちに寄り添いながら個々の暮らしに合ったアドバイスをする。

約10年間のホテル勤務で身につけたホスピタリティをもとに、個人宅や企業の片づけサポートに日々従事。また教育関係や公共団体からの依頼される世代に合った片づけセミナーも定評を得ている。

 
お問い合わせはこちらから
(株)Original Comfort



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