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相続連続小説「あいつづく」 【第9話】

2016/9/16 

相続連続小説「あいつづく」

夏子ヘミング

【第9話】
「光男くん、大変だ、光男くんの家が火事だっ」

自治会長の切羽詰まった声とともに耳をつんざくような消防車のサイレン音が電話の向こうから聞こえてきた。

孝子が家の中にいる。光男は一瞬頭が真っ白になった。孝子!孝子!光男は角田法務事務所を飛び出し、無我夢中で家まで走った。自宅の周りに消防車と救急隊員がすでに消火活動に当たっており、明らかに狼狽した様子の妻・孝子が立ちすくんでいるのが見えた。火はほどなく鎮火し、大事には至らなかった。光男は安堵のため力が抜け、その場に座り込んだ。

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