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損する理由その②フル投資型投資信託

2017/8/29 

前回に続き、今回も投資信託で損をする理由を解説します。本日はフル投資型投資信託について解説します。

皆さんは投資信託が下落する時に「なぜプロが運用する投資信託がこんなに下落するのだろう?
しかも全部の投資信託が同じように下がっているのはなぜだろう」と疑問に思ったことは無いでしょうか?

その疑問に対する答えがフル投資型投資信託です。フル投資型投資信託とは投資家から預かった資金を、常に全額投資し続けることです。
「そんなことしなくても相場が悪いなら現金のまま保有して、株価が安くなってから買ったらいいのに」と思いませんか?
投資信託協会のルールには次のような規則があります。

「投資信託の信託財産の総額の1/2を超える額を有価証券に対する投資として運用することとする」

つまり投資家から預かった資金の1/2は相場が悪くても投資しなくてはいけませんが、1/2は現金化しても構わない、ということです。

「ならプロのファンドマネージャーは相場が悪くなりそうなら我々の資金を現金化して守ってくれるのか」となりますが、実はそうではありません。実際には多くの運用会社では“社内ルール”でフル投資をファンドマネージャーに義務付けています。
つまりファンドマネージャーが仮に「来月は大幅に相場が下がるだろう」と考えていたとしても、投資家から預かった資金を現金化して守ることは出来ないのです。
投資家の方は資金をプロに信じて託しているのに、ファンドマネージャーは任された資金を守ることが出来ない、というのはおかしな話ですね。

極端に言ってしまえばフル投資の商品はファンドマネージャーが相場の売り時・買い時を判断してくれませんので、売り買いの判断はご自身で行わなければならないのです。またフル投資の商品は全額を投資しているため価格変動が大きい商品が多いことも特徴の一つです。
「金融機関から安定していると薦められたから購入したが、一か月で10%以上損した」というご相談を受ける機会が多くありますが、そういう商品はほぼフル投資の商品です。

ではフル投資型ではない投資信託なんてあるのかというと、少数ではありますが存在します。
“絶対収益型投資信託”と言われる商品で、たとえ相場が悪くてもプラスリターンを出すことを目標に設計された商品です。
絶対収益型かフル投資型かは商品の目論見書や月次レポートで確認できます。
投資の割合が100%近かったり、ベンチマーク(詳しくは次回ご説明します)と同じような動きをしたりする場合はフル投資型です。
それに対して商品説明で絶対収益型と記載があったり、現金比率の割合が高かったり、空売りなど下落相場でも利益の出る仕組みが入っている商品は絶対収益型のケースが多いです。

しかし絶対収益型投信はファンドマネージャーの力量が実績にはっきりと反映する商品のため何を買ってもいい、というわけではないのです。
しっかりと商品の戦略やファンドマネージャーの過去の実績を確認する必要があるのです。

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