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目標(ファイナンシャルゴール)を決めてみよう ゴールベースアプローチと商品選択

2017/10/29 

皆さんは目標を決めて運用をしていますか?
ほとんどの方が目標の無いまま運用をしているのが日本の個人投資家の現状だと思います。

しかしそれでは投資はうまくいきません。
例えば「預金に置いておいても仕方ない。大儲けしようとは思わない。
預金金利より良ければそれでいい」という漠然とした目標しか持っていない方が相談に来た時、その方の投資している保有商品を見てみると、毎月分配型ファンドや為替リスクのある商品などを多数保有しているケースがあります。

預金よりいい利回りであれば高望みはしない、とのご意向でしたが実は相当ハイリスクな商品を保有しているということです。

この様な運用方法では相場次第の運用になってしまいますし、価格変動の大きい商品を保有しているため相場下落時には損失が想像以上に膨らんでしまいます。
「安定していると説明されたので購入した」商品が大幅に損失を出し、投資は怖い・投資はギャンブルと感じてしまうケースが多いのでしょう。

このようなことは目標設定がしっかりしていれば防ぐことが出来るのです。
例えば年間の目標リターンが3%であれば大きな相場変動の商品を購入する必要はないですね。目標に見合った程度のリスクの商品を選択すればいいのです。

ご相談に来るお客様から「良い商品を教えてほしい」という質問を受けることがありますが、「良い商品」はその人の目的によって違ってきます。
例えば新入社員が老後に向けた資金作りのために運用する商品なら成長性のある株式ファンドを積立投資するのが有効かもしれません。
それに対してリタイア後のシニア層が、生活費の目減りを防ぎたいというニーズを満たす商品は全く別の商品になります。

目標(ファイナンシャルゴール)が決まって初めて商品選択が可能になります。
その際のポイントは“目標達成のための最小のリスクの商品を選択する”という事です。
簡単に言えば“欲張らない”ということです。
例え相場が20%上がっていても自分の利益は3%、相場が10%下落していても3%の利益を目指すことです。
“利益が取れるときは取れるだけ取ろう”という考え方では近いうちに大きな損失も出すことでしょう。
周囲が大きく儲けている時期でも「自分は3%の利益があれば生活に困ることは無い」と欲張らない事が必要です。
このように目標を決めてから商品を選択していく作業(ゴールベースアプローチ)を行うことが運用には不可欠なのです。

そのような投資方法はつまらないと感じる人もいるでしょう。
その場合には生活資金のコアになる部分は目標をしっかり設定したゴールベースアプローチを行い、損してもいい余裕資金の範囲内でギャンプル的な投機を行う方が良いでしょう。
いわゆる“お金の色分け”です。

人気ランキングやおすすめ商品は本当にあなたにとって良い商品でしょうか?
商品選択という入口から考えるのではなく目標(ゴール)から逆算してあなたに合った商品を選択する事が必要なのです。

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