試作は、自分で作り試すことが大事
2017/9/11第2回目は、私の最初の発明品「ペン先すーぴぃ」の話をいたします。
私は、とても家事が苦手でした・・。
結婚当初は家事ができないので、主人に「あなたも家事をやってよ!」と文句ばかり言ってたのです。言われた方も面白くありませんから喧嘩ばかりでした。
そんな喧嘩が絶えない中、ふと私は気づいたのです。「自分ができないから、相手に押し付けているんだな」と。
「よし!私自身が、掃除したくなるものを考えてみよう。自分を助ける物を作ろう!」
と思ったことが発明の道に入るきっかけでした。私が面倒と思うことは、拭き掃除です。水拭き掃除は、雑巾が汚れる度に水洗いをしなければならないんですよ(笑)
掃除機かけている最中に、家具の埃も吸引したら水拭き掃除が要らなくなるかもしれない・・とふと思いつきました。
どうしたら、埃を吸引しながら拭き掃除ができるか?考えては作り、試す日々が続いたのです。
まずは、既存のプラスチック隙間用ノズルを紙で作ってみようと考えました。
紙で作って、広げてみたところ、「あれ?掃除機パイプの外側につけられるかな?」と偶然にも気がついたのです。
外側につけることによって、掃除機につけっぱなしができるノズルになりました。
それから、その周囲にホコリが取れるボア素材をつけて「拭き掃除ができるノズル」の試作ができたのです。
シート状ですので、隙間にもフィットして入り込みます。
「シート状の掃除機のノズル」
これは今までにない形状でした。私は不器用で、プラスチックの試作などできなかったのでメーカーが思いもよらなかった新しいアイデアが生まれたのです!
市民発明は、「不器用を武器にする」ことで、メーカーが思いもよらないアイデアを生み出すことがあります。
自分で試作をすれば、修正も簡単です。
私は、苦手な掃除を発明の試作を作り、実験のために掃除はこまめにやるようになり(笑)
主人にあたることもなくなり、家庭は円満になっていったのです。掃除用品メーカーのアズマ工業株式会社(浜松市とロイヤリィティ契約し、商品化されて、現在14万個販売されたヒット商品になりました。
「ペン先すーぴぃ」という商品名で販売されてます。
http://hatsumeilabox.shop-pro.jp/?pid=75923132「お金をかけずに発明する」をモットーに数々のヒット発明品を生み出している主婦発明家。大手コーヒーショップの販売促進用ツールとして採用された「紙パズル」は100万枚配布され大ヒット。テレビ出演により販売された掃除用品「ペン先すーぴぃ」10万個販売、「おそうじシュシュ」8万個、「おまとめハンガーカバー」「耳当てマフラー」など数々のヒット商品を生み出す。誰でも考えうる簡単な構造であるが特徴もたせた商品で、数々の企業とロイヤリティ契約を結んでいる。
■2010年 株式会社発明ラボックス設立
◼︎主なテレビ出演
2012年4月「おはよう日本」まちかど情報室特集
2012年12月「ヒルナンデス!」特集
2013年2月6日、26 日「笑っていいとも!」出演
2013年9月「ノンストップ」特集
2014年07月「お願いランキング」特集
2014年10月「バラ色ダンディ」特集
他雑誌、新聞など掲載多数
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