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年齢にダマされるな!生涯現役が着こなすビジネススーツとは?

2018/5/1 

【特集】 55歳からの生涯現役ビジネスファッション

「丈が短いスーツも邪道とは言い切れません!時代に合わせて形も変わるからです。」

ビジネススーツの型が少しずつ変化していることをご存じかもしれません。「昔に比べて細身のスーツが増えた!」、「着丈が短くなった!」、「90年代に流行った3つボタンは消え、2つボタンもしくは段返りの3つボタンが増えた・・・」。

ビジネスファッションが過渡期を迎えるなか、スーツそのものも見直されていたのです。ところが、スーツのデザインをチェックするうえで忘れられがちな盲点があったのです。私はのべ4,000人を超える買い物に同行してきた「服のコンサルタント™」です。そんな私からは、時代に合わせたビジネススーツを敬遠する55歳以上が多いように見えるのです。

■ゴージラインに注目すべし!

90年代以前の20世紀スーツと00年代以降の21世紀スーツで一体なにが違うのか? 実は、ゴージラインと呼ばれるジャケット襟の高さの位置が異なります。肩の縫い目からゴージラインまでの距離が10センチ以上離れているスーツは昔のスーツ。現在ではこの距離が7~8センチ。カジュアルジャケットであれば5センチなどゴージラインが上についていたのです。

意識して比べてみるとその差は歴然です。ゴージラインが上についているスーツは、全体的にスタイルをよく見せる工夫が詰まっています。そのひとつが短い着丈です。また、アームホールと呼ばれる腕の筒が細目につくられています。着心地は窮屈かもしれませんが、この工夫によってビジネススーツが洗練されるのです。

また、ジャケットの襟「ラペル幅」と呼ばれる襟幅も以前より細くなりました。80年代バブル時代がもっとも太く当時は9センチ程度が主流だったそうです。今では、6センチ程度の細いタイプも増えました。パッと見たとき、同じように見えるジャケットでさえも襟の縫い目の高さ・襟幅が変化していたのです。

■年齢にダマされる日本人!

自分の年齢が55歳以上だから自分は古い型のスーツでいいんだ・・・。というように考える55歳以上の方は要注意です。イタリア人など次から次へと新たな感性を取り入れ、スタイルを積極的に変えていきます。

人に見られることを意識することで、年齢にかかわらず、トレーニングし、体に気を付けているように見えます。つまり、健康であるための究極の原動力は、長生きするためというよりカッコつけるためなのかもしれません。

自分はこの年齢だからもういいや!ではなく、これからの第2の人生を楽しむための服装力を養ってください。一緒に買い物に同行するというサービスも扱っておりますので、一歩を踏み出したい方はご連絡ください。必ずやお役に立って見せますから。

■■■ 著者プロフィール ■■■
森井良行

1979年 千葉県出身。日大法学部卒業後、一般企業を経て「服のコンサルタント™」になる。のべ4,000人を超えるビジネスマンの買い物に同行し、72歳までのコーディネート経験がある。これらの実績から東洋経済ONLINE「今さら聞けないビジネスファッションの作法」も好評連載中。公式サイトエレカジにて、ユニクロも好印象にする日々のアイテム情報を紹介!

 

今回、コラムを執筆頂いた森井良行さんは、これまで数千人もの方のファッション同行によるコーディネートを担当され、依頼者の多くは服装が変わっただけで仕事もプライベートも充実するようになりました。
 

 
その活動は新聞でも取り上げられています。2016年4月13日付読売新聞、2017年2月18日付日本経済新聞。あなたも是非、日々の服装を見直して充実した日々を過ごしてみませんか?(定年生活編集部)

 
株式会社エレガントカジュアル( http://www.elegant-casual.com/ )



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