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「死」を恐れる方と恐れない方の違い

2018/7/16 

看護師をしていると、気づくことがありました。
それは、「死」を恐れている方と恐れていない方です。
私なりに研究し、出た結論が、
1 宗教や信仰のある方とない方
2 やり残したことがある方とない方
3 死にたいくらい病状が悪化し、死を希望している方
です。

1 について、
とある宗教信者の方は、いつも聖書を読んでおられました。亡くなられるまで、死の恐怖について一切口にしませんでした。
また他の方は、いつも仏壇に手を合わせ「早くお母さんのところへ行きたい。お母さんと会えるのが楽しみ。」と仰っていました。仏壇に手を合わせている方は、既に亡くなったご家族やご先祖様に会えることを楽しみにされて、亡くなられている方が多いように思います。
私が看て感じたことは、生きている間(例:孫がもう少しで産まれる等)の楽しみや死の先に楽しみを感じている方は死の恐怖を感じておられないように思います。

2 について、
病気になる前に、人生でやり残したことのある方は、最後まで後悔されています。「若いときに、〇〇していれば良かった。」「もっと〇〇していれば良かった。」「こんなに早く死にたくない。もっと〇〇したい。」など。
人生を謳歌された方々は、後悔がないので、人生の終止符を打つ覚悟ができています。

3 について、
例えば、呼吸器系の病気やがんの闘病中です。
息が苦しい状況が続くときやがんを患い全身に痛みを伴う日々をお過ごしの方には、私たち看護師は、寄り添い、痛いところをさすって差し上げます。苦しい方にはSpO2(動脈血酸素飽和濃度)の値を観察しながら、医療行為が(限界のため)できない場合は、精神的に落ち着くことができるよう、うちわ等で仰いで寄り添わせていただくなど、最大限できることをさせていただきます。自分がそのような状況に陥った時に何をされたら落ち着くか、嬉しいか、有難いかを考えながら、看護させていただいております。

私は、この世に未練を残して亡くなる多くの方々を看てきて、最後の瞬間まで幸せを感じていただくにはどうすればいいのか、真剣に悩んできました。

日本人は「死」と「お金」の教育を避けてきました。
「死」の教育が少しでもあれば、後悔のない死に方に近づけるのではないか、死の恐怖や未練を残して亡くなる方が少なくなるのではないかと思っています。

呼吸器系で苦しむ方は、呼吸器を酷使してきた方かもしれません。例えば、喫煙やアスベストなどの人工的なものに肺が侵されていた環境にあった、など。
がんで苦しむ方々は、がん発症前に便秘傾向であった方(大腸がん)や、喫煙をされていた方(肺がん)、痛みを放置されていた方(胃がん)かもしれません。

つまり、「死」について学ぶことで、どのような最期を迎えたいか考えることができます。死に向かって準備することができます。心の準備もそうですが、身体の準備もできます。健康管理意識が強くなり、健康に気を使えるようになりますね。

 
 

■■■ 著者プロフィール ■■■

神奈川県出身。専門学校卒業後、神奈川県内の病院に看護師として勤務。その後、外資系航空会社の客室乗務員に転身。客室乗務員としてドイツに在住中、乗務後のむくみケアとしてアロマオイルでのセルフマッサージと出会う。
その後、再び、看護師として復職し、客室乗務員時代の「おもてなし」の心とアロマケアの知識を融合したアロマ看護ケア株式会社を設立、代表取締役社長就任。
近年では、訪問看護とアロママッサージを融合したアロマ看護に加え、公的介護保険についての知識やケアマネージャーとの付き合い方などをはじめ、介護者と家族の負担を減らし、介護生活をサポートするアドバイザーとしても活動中。

 

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2015年1月より、「寝たきりゼロ」「潜在看護師ゼロ」をミッションにスタート致しました。①介護の初期から行政サービスを上手に活用して関わらせていただく「介護保険コンシェルジュ¥74,800」、②毎月1回訪問をさせていただき、お困りごと全般に対応させていただく「顧問看護師¥9,500~/月」、③病院の付き添いやご旅行など看護師の一時利用として「看護師付き添いサービス¥15,000」をご用意しております。
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