平成時代を振り返る 情報革命が世の中に変化を与えた時代でした
2019/4/3030年間、続いた平成の時代が終わります。みなさまにとりまして「平成」とは以下也時代でしたでしょうか?バブル崩壊に伴う、経済の低迷。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震に代表される震災と自然災害のイメージ。リーマンションショック、大手スーパー・ダイエーの解体、イチロー選手の活躍、若貴ブーム、スマートフォンの普及…。
みなさまそれぞれ、平成という時代のイメージをお持ちかと思います。定年生活として「平成」を振り返るのであれば、やはり「インターネットの急速な普及」」があげられると思います。インターネットの普及がなければ「定年生活」というインターネット媒体は存在しえなかったと思いますし。中でもスマートフォンの普及は社会インフラそのものを大きく変えた様に感じます。
そこで、「平成」という時代を「情報通信」という切り口から振り返ってみたいと思います。・旅行の自由を求めてベルリンの壁が崩壊した・・・
第2次世界大戦で、敗戦国となったドイツ。その首都であったベルリンは、ソビエト、アメリカ、イギリス、フランスによる共同統治が始まります。
1949年にソビエトが占領した地域を母体に東ドイツが誕生し、東ベルリンが首都になると、西ベルリンが飛び地のように誕生。1961年にベルリンの壁が誕生すると。自由な往来がままならなくなりました。平成に入った1989年に東欧のハンガリー、オーストリアで共産党政権が崩壊。当局の統制に苦しむ東ドイツの国民は、ベルリンの壁を無理やり超えるのではなく、ハンガリーやオーストリアを介して西ドイツへ行くことを試み、成功します。
こうして、始まった東から西への人の流れを食い止めることは出来ず。ホーネッカー書記長が失脚した東ドイツでは、11月9日、ついに国境検問所が解放され、ついにベルリンの壁は崩壊したのでした。当局による「情報」統制が民衆を統制できなかったことが世界史を大きく変えるきっかけとなりました。・情報自由化で携帯電話が本格的に普及
ベルリンの壁の崩壊、東西冷戦の終結、ソビエトの崩壊は日本の政治にも大きな影響を与えました。所謂、55年体制が終焉し、1993年に自民党は下野します。
その後、誕生した非自民連立の細川内閣で、規制緩和を実施。携帯電話の売り切り制という自由化を推し進めることになります。
結果、1994年には今のソフトバンクの前身であるデジタルホングループが誕生。NTTドコモとの携帯電話競争が始まります。
結果、肩からぶら下げるような大きな携帯電話は徐々に小型化し、今では「ガラケー」と呼ばれるほどの小さな携帯電話が普及。
1997年には携帯で電子メールが出来るようになり、1999年からは番号が11桁(090や080から始まる番号)になります。
街から公衆電話やポケベルが消え始めたのもこの頃でしょう。・インターネットを過信しすぎた政治家も…
2000年、不人気にあえでいた森内閣に対し、加藤紘一元自民党幹事長が不信任への賛同・いわゆる「加藤の乱」を起こします。
「私の形態には菅さん(当時の菅直人:民主党幹事長)の携帯電話番号が入っている」という言葉に最大野党:民主党と協調することで非自民連立政権が再び誕生する予感を国民に与えました。
さらにインターネットの書き込みが加藤氏の行動を肯定する意見が大きいとから加藤氏は倒閣運動に自信を深めます。
が、谷垣氏の「あんたは大将なんだから」の言葉に代表されるように、この計画は失敗。しかしインターネットと政治の距離が急速に近づいたのもこの時期からでした。・電子マネーの普及
今や交通機関に乗る際に「ポンッ」とタッチすれば切符や運賃を払わなくても乗れる「suica」。2006年に始まったこのサービスで電子マネーの普及が急速に進みます。そして、2007年からスマートフォンの販売が始まります。これにより携帯電話とパソコンが一体化した携帯時報端末が当たり前の時代となりました。
2010年頃からは予想を超えた普及となりますが、一方で高額化する通信費用なども問題になっています。・ソーシャルメディア(SNS)の普及
2010年ごろからはfacebookやツイッターに代表されるSNSの普及が世の中を動かすようになります。2010年から2012年ごろにかけて起きたアラブ諸国の反政府デモいわゆる「アラブの春」では、SNSを通じた抗議活動の広がりが話題になりました。エジプトやリビアでは政府が妥当されるも、シリアの反政府デモでは、事実上、内戦状態となり、結果、「IS」の台頭を招く結果になりました。・ツイッターを使った政治家の登場
SNS特にツイッターを使って効果的にメッセージを発信したのが2008年に大阪府知事に就任した橋下徹氏。従軍慰安婦をめぐる発言など物議をかもす発言が目立ちましたが、その発信力が多くの支持を集め、2012年には東京都知事を退任した石原慎太郎氏と組み、「日本維新の会」を設立。2012年12月の衆議院総選挙では54議席を獲得し、野党第2党に躍進しました。
2016年のアメリカ大統領選挙では「暴言」が注目を集めたドナルド・トランプ氏が野党・共和党の大統領候補に。そして本選挙でも民主党のヒラリー・クリントン氏を破り、見事にアメリカ合衆国大統領に就任しました。・SNSの普及には弊害も・・・
一方でSNSやインターネットの普及には弊害も指摘されています。有名人の言葉や湿原などが「炎上」を招いたり、あるいは「炎上」させることで自らに注目を浴びさせる「炎上商法」などもあります。
また、facebookや無料通話アプリ「line」にて気軽にメッセージ交換ができる反面、ショートメッセージが主流になり、長文が読めない日本人が増えたという指摘もあります。・令和の時代はどんな時代になるのでしょうか・・・
令和の時代は「AI」が急速に進化する時代と言われています。人工知能が社会に与える影響は予想の域を出ていませんが、自動車の自動運転の普及は社会に大きな影響を亜太会えるでしょう。
AIの普及によって廃業になる職種もあるかもしれず、まさに産業革命になるかもしれません。
平成から令和に変わっても定年生活は引き続き、有益な情報をお届けする役割を変わらずに続けたいと思います。(文責:定年生活事務局)
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