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消費増税前に購入したほうがオトクなもの 慎重な判断を要するもの

2019/9/26 

2019年10月1日から消費税が8%から10%に増税されます。2014年に5%から8%に上昇したさいには、増税前の駆け込み需要が相当あり、その反動で増税後、消費が大きく落ち、経済は大きく冷え込みました。
 その反省から、今回の消費増税では、軽減税率の導入と2020年6月までを期限とするポイント還元制度を導入しました。さらに前回とは異なり、消費増税直後のセールが今回は行えるので、前回ほどの駆け込み需要は起きていないとも言われていますが、それでも8%から10%に増税される前にまとめ買いをされるケースが多いようです。

 今回は増税前に購入をしたほうが良いケース。慎重に検討したほうが良いケース、不要なケースをそれぞれお伝えしたいと思います。

増税前にぜひ買っておきたいもの

 ブランド品のバッグや装飾品などのように、特売セールなどの対象になりにくく日本国内どこの小売店で購入しても価格がほぼ同一な商品は今回の増税前に購入したほうが良いでしょう。また結婚指輪なども同様ですので、もし検討されている方は是非、増税前が良いでしょう。

 定期券の様に10月1日以降、値上がりするものは、増税前に購入しておくのが賢明でしょう。

・慎重な判断を要するもの

 まず、日用品です。「えぇっ?」と、思われる方も多いかもしれません。日用品ですが、慎重を要する理由は、以下の3つです。

理由1:ポイント還元制度がある
 キャッスレス決済を理由すれば、ですが、最大5パーセントのポイント還元があります。これを有効に利用すれば、今よりも3パーセント安く変える可能性があります。

理由2:そもそも増税後にセールがあるかも知れない
 そもそも日用品などは頻繁のセールをしたり、クーポン券の配布をしたりしています。なので、慌てて購入しなくても良いケースなどもあるようです。

理由3:多く購入すると、無駄遣いをする恐れがある
 これは悲しい部分ですが、多く買いすぎて、気持ちが大きくなり、いつもより、余計に使うことで結果として出費がかさむパターンです。無駄なものを買ってしまったら意味がありませんので、衝動買いは避けたいものです。消費増税の影響を最小限に食い止めるには、賢い消費行動が必要になります。

 こうした商品は日用品のほかにも化粧品などもそうでしょう。あまり多く買いすぎて、無駄遣いしたり、長期間の保管で品質が低下しては意味がありませんね。

 次に自動車です。10月の消費税増税と同時に廃止されます。廃止される自動車取得税の代替として、「環境性能割」というものが課されることになります。環境性能割の導入によって、適用される基準と達成基準しだいで現行の自動車取得税よりも実質的に増税になることがあれば、減税になることもあります。
 したがって、消費税が2パーセント増税になることと併せご自身が購入する自動車に適用される環境性能割の基準を考慮しながら、どちらが得か判断する必要があります。

 住宅も慎重な判断を要するでしょう。住宅やリノベーションは高額の買い物であり、それに対して課される消費税も相当な金額になります。増税が及ぼす影響は決して軽いとはいえないでしょう。
 また中古不動産などの場合、不動産業者に支払う仲介手数料もあります。この場合、500万円以上の場合には、物件価格の3パーセント+6万円に消費税がかかります。例えば、1000万円の物件の仲介をお願いする場合、従来は360,000円に消費税が加わり、388,800円の支払いが必要でした。
 これが10%になると、396,000円と40万円近くになります。

 とはいえ、こうした事情からそれほど購入意欲がないにも関わらず、増税前だからといって慌てて買うのはあまり賢明ではないでしょう。

買わなくても良いもの

 まずは当然ですが、軽減税率が適用される飲食料品は急いで購入する必要はないでしょう。
 次に新しいモデルがすぐに出る家電商品。これは型番が古くなると、案外安くなるのと、年末のセールが近く、そこで購入したほうがオトクになるケースもあります。さらにキャッスレス決済を上手に活用することで増税直線に購入するよりも安くなるケースもありえます。

今やっておくべきこと

 先のケースなどで思ったようにはいかないこともあるかと思います。そこで、まずやるべきことは、自分が普段からよく使うお店がポイント還元制度に加盟しているかどうか確認してみましょう。
 欲しいもの、買いたいお店でポイント還元制度が利用できないようなら、あらためて今買うことの必要性を確認してから買うのがよいでしょう。

(文責:定年生活事務局)

 



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