消費増税に伴ってスタートしたキャッスレス決済に伴うポイント還元制度。 気になるシニア層の利用実態は?
2020/1/19定年生活では、2019年の10%の消費増税に伴ってスタートするキャッスレス決済に伴うポイント還元に関して幾つかの記事をご紹介してきました。
営業支援会社であるモズエンタープライズがシニアに聞いたキャッシュレス決済についての意識調査「キャッシュレス決済に関するシニア層の実態・意識調査」 を公開しています。 2019年12月に行なわれた調査は、電話のオートコール(自動応答)サービスを利用しており、全国の60歳以上の男女1万人が回答しています。
今回はその内容をご紹介したいと思います。https://mozu-group.com/
(詳細は上記リンクからもご覧いただけます)キャッスレス決済を利用しているのは約4人に1人。
日本は諸外国とも比較してもキャッシュレス決済が遅れている国といわれています。今回の消費増税とに伴うキャッスレス決済によるポイント還元制度などはそうした諸外国にと比べて、遅れているといわれているキャッスレス決済を浸透させるという政策目的があったといわれています。
今回の調査では、4人に1人以上の26%の方がキャッスレス決済を利用してるという数字が出ています。この数字を大きいとみるか、少ないとみるべきでしょうか?
決済方法の多くはクレジットカード
では肝心の決済方法ですが、「クレジットカード」が55%と最も多く、次いで「電子マネー(25%)」、「Payサービス、その他(7%)」「QR、バーコード決済(6%)」という結果に。スマートフォンを使った決済というよりかは使ったことがあるクレジットカードや電子マネーが好まれているといえるでしょう。
6割近くの人がキャッスレス決済に関する権限制度を知らない
先程述べたことと重複しますが政府は、キャッスレス決済をした場合には、2020年6月までの期間限定で、対象となっている店舗でキャッシュレス決済をすると2~5%分のポイントが還元される制度を導入しています。
この制度は、消費税増税の景気対策という側面と、普及が遅れているキャッスレス決済を浸透させたいという2つの政策目的を融合させたものといわれています。今回のアンケートで、この制度を知っている人は10%に留まりました。 「知らない」という回答が58%と、6割近くに達しています。シニア層には、この制度の情報が全く浸透していないといっても過言ではないでしょう。
同じものを同じ場所で買っても決済方法によって金額が異なる制度
今回のアンケートで多くのシニア層に十分に浸透していないことが判明したキャッスレス決済制度。しかし気を付けたいのは、今回の消費増税と同時に導入された軽減税率とキャッスレス還元制度で消費税の税率は5パターンになることを既に定年生活ではお伝えをしています。
実は税率が5パターン? 10月からの消費増税では支払方法によって、税率が10,8,6、5,3%と5パターンが生じますので賢く買い物したいですね。
同じ商品、例えば1本100円のニンジンをコンビニで買っても現金で買えば、108円ですが、キャッスレスで買うと、さらに安くなることを意味します。
これは情報や社会の変化に追いつけない方々は無駄に高いお金を払わされるという制度に他なりません。確かに日常の生活では銀行振込や郵便振替など、キャッシュレス決済ではない現金決済のシーンに慣れている方も多いかもしれません。しかし今回の制度は明らかに情報弱者には不利になる制度ですので以下のマークを見つけたらキャッスレス決済を極力使う様に心がけて頂きたいものです。
(文責:定年生活編集部)
参考文献:本文中に引用のもの
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