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シニアに人気の移住先はあの都市 気になる定年後の移住に関する意識調査もお伝えします

2020/1/28 

宝島社の雑誌『田舎暮らしの本』2月号より、「2020年版 住みたい田舎ベストランキング」が掲載されました。その結果によりますと、シニア世代が住みたい田舎部門は以下の様な都市が人気になりました。

【シニアに人気の田舎都市】
第1位:山形県酒田市
第2位:山口県宇部市
第3位:福岡県北九州市

この様に見てみると、西高東低でかつ、東京からスターフライヤーが就航している山口県宇部市と福岡県北九州市が人気のようですね。

 ところで、都市部から地方に移住する理由は何でしょうか?厚生労働省では、15歳から79歳までの男女3,000人を対象に実施した「人口減少社会に関する意識調査」を発表しています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000101729.html
(調査結果は上記リンクより、ご覧いただけます)

都市部から地方に移り住む理由

 回答者(3,000 人)のうち、都市部から、より地方に移り住んだ人(975 人)の理由とし ては、 「希望する仕事があったため」が 22.6%と最も多く、次いで「自分や配偶者の転勤な ど仕事の事情のため」が 18.9%、 「結婚のため」が 18.7%でした。

地方に移住しても良いと思う人は1割強

現在の居住地から、より地方に移住(出身地に戻ることを含む)をしてもよいと思いますか?という質問に対しては、 「どちらかというと移住するつもりはない」が 14.7%、 「移住しても良 いと思う」が 12.6%であった。なお、「移住するつもりはない」が 34.3%であり、 「わから ない」は 15.8%でした。
「今後の地方への移住意向」で、「移住しても良いと思う」「 どちらかと言えば移住して も良いと思う」のいずれかを回答した人(692 人)に対して、地方に移住してもよい条件を 質問したところ、「買い物、医療などの日常生活基盤が確保されている」が 51.6%と最も多く、次いで「希望する仕事が確保できる」が 50.3%、 「居住に必要な家屋や土地が安く得られる」が 42.5%でした。

住まいの確保や、生活環境が重視される・・・

 山口県宇部市や福岡県北九州市などは、居住に必要な家屋や土地が安く得られる場所といえるでしょう。例えば、福岡県北九州市でしたら、ファミリー向けの物件でも数百万円で充分に購入することが出来ます。東京都でしたら単身者向けも購入できない金額でしょう。

 さらに山口県宇部市になると、1000万円以上で、建物1棟丸ごと購入できるケースも少なくありません。気候面でも、山口県宇部市は、年間を通じて天気や湿度が安定し、雨も比較的少ない典型的な瀬戸内海式気候とされ、非常に暮らしやすい土地としても知られています。

 買い物、医療などの日常生活基盤という点でも福岡県北九州市の場合、小倉駅からモノレールが走っており、小倉駅からの2駅目の「旦過駅」周辺には、北九州市立医療センターや北九州市の旦過市場があり、買い物、医療などの日常生活基盤が確保されているコンパクトシティとして注目されています。

 また北九州市では、「生涯活躍のまち」構想に取り組んでいます。具体的には、中高年齢者が希望に応じて地方や「まちなか」に移り住み、地域の住民(多世代)と交流しながら、健康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受けることができるインフラ作りを行っています。

https://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/kitakyushulife/ccrc/
(北九州市の生涯活躍のまち構想は上記リンクより、ご覧いただけます)

 こうした街は定年後の移住先として、今後も人気を保つことが期待されます。

(文責:定年生活事務局)
参考文献:本文中に引用のもの

 



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