群馬県庁32階の展望ホールをふるさと納税などを活用しながらイノベーション生み出すスペースへ大幅刷新する予定です
2020/3/7山本一太参議院議員が知事に就任した群馬県。その群馬県政の中心といえば群馬県庁ですが、群馬県庁といえば、毎年1月1日の実業団駅伝で話題が出るぐらいで32階に展望ホールがあるということをご存知の方はかなり少ないと思います。
上毛新聞2020年3月5日号によれば、2020年4月に、4月に動画・放送スタジオを開設するのと同時に、カフェスペースを設けるほか、壁や天井、照明を改修。簡単なデスクワークができたり、会議やセミナーが開催できたりする「イノベーションエリア」も整備します。
資金の調達方法を柔軟にすることで県の負担を減らす方向に・・・
こうしたハコモノの建設費は結構、バカになりません。群馬県も今回の計画を12月までの完成を見込み、2019年度一般会計2月補正予算案に整備費として約2億600万円を盛り込んでいます。国の地方創生拠点整備交付金などを活用し、企業版ふるさと納税も使いながら、県の負担を極力抑える方針です。現在の構想では県の負担を本来の4分1以下に減らす方向でいます。
企業眼のふるさと納税についてはふるさと納税サイト「さとふる」でも詳細に説明されています。
こうした取り組みが成功すれば、財政状態が厳しい地方自治体が新しい資金調達方法と、それを財源とした公共工事のモデルケースといえるでしょう。
しかし、一方で、寄付金を当てにしたケースで大幅な補填を余儀なくされるケースもあるようです。
寄付を当て込んだ結果、資金不足に陥るケースも・・・
サッカー・J2の京都パープルサンガの新しい本拠地として、建設されたサンガスタジアム京セラ(京都府亀岡市)の整備を巡り、京都府が建設財源として見込んだ20億円分の寄付金が集まらず、不足分全額を府民の借金である府債で補うことが京都新聞2020年3月5日の記事で報道されました。
今回のスタジアムの場所は、大河ドラマ・麒麟が来るの主役である明智光秀ゆかりの京都府亀岡市。京都府は、スタジアムの総事業費は約181億円(亀岡市の用地取得費20億円を含む)のうち、20億円を寄付金で賄う方向でいました。
結局、寄付では1億5000万円ほどしか集まらず、企業版ふるさと納税でも1億余りの寄付にとどまり、残りの17億4700万円が不足分とされています。結果、負の借金が増えたという批判も根強く起きる結果になっています。今回の建設地となった京都府亀岡市は京都駅から電車で20分。京都の奥座敷とも割れ、足利尊氏や明智光秀の本拠地にもなった土地柄です。ふるさと納税でも多くのユニークな商品が紹介されています。例えば、寄付額1万円であれば、以下の様な京都のお漬物津合わせが送られます。
また、松園荘保津川亭ペア宿泊券を貰うことも出来ます。京都でゆったり、露天風呂付の客室。
そして自慢の京都料理を堪能できます。季節によっては、ご希望により御食事を「ぼたん鍋」にすることが可能です。
そんな京都府亀岡市へのふるさと納税は以下より行えます。
ふるさと納税を活用した資金調達は一歩間違うと、巨額の赤字を事後的に補填する事態が生じかねません。一方で成功すれば、自治体の財政負担を大きく軽減することが出来ます。民間の活力を巻き込んだ今回の計画の「明」と「暗」をそれぞれご紹介をしました。
(文責:定年生活編集部)
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